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2019-02

リュウ、トイレでオシッコできた! - 2019.02.02 Sat

 リュウがM病院に入院して、もう約6年半になるのですが、夕食時私がベッドから起こして、ディスペースに移動はずっと続けています(最初は自力歩行で、今は支えて)。食べられても食べられなくても、夕食はディスペースでとっています。

 そのディスペースに向かう時、トイレもずっと行っていたのですが、いつの間にか、行かなくなっていました。もうどれくらい行かなくなったかな・・・。
 昨年病室が移動になりました。前の病室はトイレを通過したのですが、今の病室はトイレを通過しないです。でもトイレはすぐ近く。そのせい???いや・・・

 ノートを見返したらわかると思うのですが、何回か続けて、トイレから立ち上がることができなかったことがあった記憶があります。
 リュウを支えて歩く時は、私の両手は支えることだけに使えるのですが、トイレでの身支度は本人に両手で手すりにつかまってもらい、自分の体重を自分で支えて立っていてもらわないといけません。手や足に力が入らないと、その姿勢が取れなくて、ズボン等あげられません。そうすると呼び出しボタンを押して、二人掛かりで身支度をし、それもできないくらい体に力が入らないときは、車イスで移動してベッドに横になってもらい、寝た状態で身支度を整えます。

 そういう感じがあったから、トイレから足が遠のいた記憶があります。ただし、本人の意思で「オシッコ」と言われたら、それは別です。でもその意思伝達もここのところずっとなかったです。

 ところが一昨日、久しぶりに「オシッコ」と夕食後の散歩時、言ったので、「え!オシッコと言った?行こうか」とトイレのドアを開けたのですが、足が進まず、止めました。トイレのこと忘れてしまったのかな~と思いました。

 しかし昨日の夕食後の散歩時また、「オシッコ」と言ったので、トイレのドアを開けると足も前に進み、用を足せ、そして、両手で手すりをつかんで立てました!

 トイレ成功!!!何ヶ月ぶり???

 そしてオシッコの意思も伝えてくれのも何ヶ月ぶり???

 嬉しかったです~~~!!!


↑このお陰か?看護師さんがディスペースに飾ってくれた「立春大吉」の飾り。


↑このお陰?福笑いと恵方巻きの飾り。


↑S看護師さん手作りのつまみ細工の白っぽいお花。


↑こっちもS看護師さん手作りのつまみ細工のピンクっぽいお花。




病院のディスペースを感謝される。 - 2019.01.12 Sat

 リュウは入院してからずっとディスペースに来て食事を取っています。M病院の前のS病院の食事風景が良かったので、それをM病院でも続け、ずっと食事の時間はディスペースに来ています。(私たちがM病院に入院する前からも、ディスペースでの食事はありました。)

『みんなで食事がいい。20 - 2012.08.26 Sun』←私(たち)の食事タイムへの思いはこの日記の通りです。

 今週の夕食時のことです。
 私はディスペースでリュウと向かい合わせに座っていると、後ろのソファーに座っている女性二人のご家族さんの会話が聞こえてきました。お二人のそれぞれの患者さんは最近入院されました。

「ここ(ディスペース)での食事は、いいわ〜。他の方と一緒に食事がとれるし、テレビが見られるし、それにこうして、家族同士が顔を合わせられて、会話できるのがいいわ〜〜。父もお陰様で明るくなって、食事もはかどるようになったの〜〜。元気になってきて嬉しい〜〜」

「そうですよね〜〜、良かったですね〜〜」

 そういう内容の会話です。

 私は背中で聞いていましたが、心の中でVサインを出していました。





病院に珍しい着物姿のお見舞い客。 - 2019.01.12 Sat

 今週のことです。いつもの夕方の時間、上にあがるのに1階のエレベーター向かうと(いつもは乗らないのですが。この日はたまたま)、着物の女性が待っていました。ドアが開いて一緒に乗り込みました。

 め、珍しい〜〜。

 思わず、「き、着物姿の方って、この病院で初めて見ました」と声が出ました。するとおそらく私と同じ年齢くらいのその女性は、

「恥ずかしくて・・・。母の着物を見せてあげたくて、私が着てきたんです。ここに来るまで恥ずかしくて。私の年齢が着るには地味だし。似合っていないし・・・」

と言いました。

 深い緑の着物。お母さんの着物。入院中のお母さんに見てもらいたくて、娘さんが着て来てきたんだ。

 なんだか、その気持ちにグッと来てしまいました。

「そうだったんですね・・・。いえ、とても似合っていますよ。素敵です。お母さんもすごく喜ぶと思います」と伝え、私はリュウの階で降りました。

 みんなそれぞれ、ドラマがあります。ここの病院は療養型で、比較的重たい方が多いと思います。

 たくさんの思いが詰まっています。

 娘さんのお母さんへの想いに触れた瞬間でした。



↑過去の短冊の願い事も思い出しました。2016年7月15日アップ写真です。2階ディスペース、「名無しさん」が書いたもの。




トドックの電気の私のインタビュー記事。 - 2019.01.06 Sun

 先月12月24日からの週にコープさっぽろの宅配トドックに折り込まれたトドックの電気のチラシで、私のインタビュー記事です〜。実際は4ページあるのですが、表紙と私のページだけアップしました。ライターのHさん、カメラマンのKさん、お世話になりました。プロとして色々な職業の人がいるんだな〜と感心しました。











今年も宜しくお願いします。 - 2019.01.02 Wed

 毎年、11月、12月と熱とか出して体調を崩すことが多いリュウ。でも昨年は一年を通しても熱を出すことがほとんどなく、後半は胃ろうからの栄養も横漏れとかもなく、体重も安定していました。←お陰様で、ありがとうございます。
 なので、年越しはうちで過ごせないとは思いませんでした。

 が!昨年は家に入る時は歩けたけど、帰りが歩けなくて、車までの移動に一苦労しました。
 昨年もその点が一番心配でしたが、今年もこの点が心配です。
 
 何回も書きますが(書いたかな?)、家を建てたりする時は、最初からバリアフリーがいいです!うちはバリアフリーじゃないです。

 昨年までは病院から車イスをお借りしなかったのですが、今年はお借りすることに。いざという時、車から家に入るまでの間に、車イスに乗ってもらおうと思いました。

 でも家に入る時、隣の家のNさんが歩いていて、「助けようか?」と声をかけてくださり、抱えて家の中に入ることができました。イブキは玄関内で迎える役。リュウは今回は足が全然動きませんでした。(病院では一応毎日私と歩いているのですが)

 帰りは玄関に車イスをひろげ、ほとんど歩かなくてもいいようにして、車まで戻りました。玄関からの段差は二つあるのですが、イブキと一緒に車イスを押して、何とかなりました。
 
 今後何とか工夫をしようと思います。


↑家に入り、早速乾杯!でもここのところの北海道は最高気温もマイナスでとても寒く、久しぶりの家もリュウは寒かったようで、なんか固まっていました。

 リュウと私が家に入るとワタルが、

「お父さん、お母さん、大好き!イブキも!」

と叫びました。←いつだったかも叫んでいました。


 リュウは寒そうでしたが、それでもみんなと一緒のテーブルで紅白を見たり、お寿司を口に含んだりしました。

 あったかくして寝てもらい、翌日はすごくいい表情で、それを見て私も本当に嬉しかったです。

 元旦はお雑煮を口に含みました。

 身体機能、認知機能はやっぱり進んで来ますが、それでもどの段階でも、少しでも進行が遅かったらいいです。
 これは、この病気の患者家族の共通の願いでもあります(認知機能は大丈夫の患者さんもたくさんいます)。

 今年も宜しくお願いします





平成30年北海道胆振東部地震(4) - 2018.12.29 Sat

 地震が起こって印象的だったのは、「私の感じた揺れの震度5は怖かった」「暗い生活は実際に体験してみないとどういうものなのかわからない」「どの家電製品が電気で動くのか意識していなかった(文章変)」「いつでも点灯するように電池をいれっぱなしにしていない懐中電灯が暗くて使い物にならないくらいだった」「うちがいつも食べているのは非常食が多いと気がついた(買い物する時間なくても何か食べられるように常に保存食がある)」とかです。
 今後、防災グッズの準備や点検、家具の固定等、うちの課題がわかりました。

 あと本当に印象的だったのは、自分も大変なのに誰かを守ろうという意識の人、じぶんの役割を果たそうとする人の存在が、たくさん見られたことです。

 リュウの病院の先生方や看護師さん。ハゲ増す会グループラインの看護師のサラも水シャワーを浴びて仕事に行きました。それから養護学校のO先生グループラインのO先生も障がいのある子どもたちの心配を励ましながらしてくれました。お店を開けて物を売ってくれた店員さん。ガソリンスタンドのスタッフの方。1日も欠かさず発行された新聞。

 私も家族を無事にと思って行動していました。

 そしてハゲ増す会ラインには、自衛隊員のタンクさんがいて、タンクさんは厚真町の行方不明捜索で連日指揮をしてくれていました。そこに、9月8日に林君が書き込みました。「厚真で仕事仲間が発見されていないから、よろしくお願いします」と。しかし・・・、その後悲しい知らせが。姪っ子の友達の親戚も亡くなりました。後からわかったのですが、私の小学校の時の同級生のお父さんも犠牲になっていました。
 
 そして9月10日北海道新聞夕刊に「厚真で捜索終了」を伝える見出しが。「死者40人 避難2700人」「最後の不明者発見」。

 タンクさんにお疲れ様と伝えると「地震発生以来風呂に入っていない」との書き込み。捜索にあたった方も本当にありがとうございました。

 平成の最後の年に激しい地震が北海道を襲いました。悲しい出来事です。

 亡くなられた方のご冥福をお祈りします。被災された方のお見舞い申し上げます。もうすぐ2018年も終わります。迎える年が良いお年になりますように。


↑9月10日(月)北海道新聞夕刊。「死者40人 避難2700人」「胆振東部地震 厚真で捜索終了」「最後の不明者発見」新聞の写真には「最後まで安否不明だった男性が厚真町幌内地区で見つかり、手を合わせる捜索隊」と文字が添えられています。




平成30年北海道胆振東部地震(3)〜リュウの病院〜 - 2018.12.29 Sat

 地震発生の9月6日(木)の朝、病院に電話したけど通じなかったのか記憶に無いのですが(多分通じなかった)、私の中では、家族親戚で安否確認ができないのがM病院に入院中のリュウでした。他の人は地震発生直後からスマホで安否確認をしたので。

 それで、明るくなってから車を運転して病院に行ってみようと思いました。全部の信号が消えています。いつも左折するところで警察の人が立っていて左折できないので、国道に出てぐるっとまわり、反対方向から病院に行くと、広範囲に病院の前に水たまりができていました。


↑9月6日(木)5時11分。私撮影。私が病院に入る前に写真を写していると、2階の看護師さんが私の名前を呼んでくれた。

 病院は停電で真っ暗で1階のロビーには、たくさんの私服を着た人が、ホワイトボードの前に集まっていました。職員の人たちでした。


↑11月8日(木)北海道新聞朝刊。「あの3日間、道民はー2 9・6胆振東部地震」より。9月6日(木)午前4時のM病院1階ロビーの様子。


 2階に上がり、師長さんに「みなさん大丈夫ですか」と聞いたら「大丈夫」とのこと。リュウも大丈夫で安心しました。

 今振り返ると、師長さんも看護師さんも地震に関しては、患者家族には「大丈夫」の姿勢を崩さなかったです。
 私は地震発生しても毎日病院に行っていたのですが、余震がまだ起こり、患者さんや私とかが不安がっても一緒になって不安がるということはなく、「大丈夫ですよ~」「揺れ結構ありましたね~」「大丈夫ですよ~」と私たちに言って、その後すぐに病室を一つ一つ確認しに行っていました。
 私と一緒になって「キャ~~、助けてぇ」とはならなくて、それは私は、よくテレビ番組で見る飛行機トラブル時でのキャビンアテンドさんの姿と重なりました。テレビ番組で見るキャビンアテンドさんは、飛行機が揺れたり、非常事態になっても常に冷静で、お客さんの不安を取り除く言動をし、的確に指示します。

 看護師さんたちは、そんな感じでした。

 それに、地震が起こって全道停電になり、余震もあり自分の家や家族が心配だろうと思うのに、病院前の水たまりの中にはまって身動き取れなくなり(水ではなくて泥水だったそう)、近所の人に助けてもらいながら出勤してきた師長さんや、電動シャッターが動かなくて車が出せなくて(手動でもできるらしいが)、歩いて出勤してきた看護師さんがいて、仕事に対する意識を目の当たりにして、あらためて偉いなぁ、凄いなぁと思いました。
 地震の時の看護師さんの姿勢、行動は、私の心に刻まれました。

 先月、今月とディスペース仲間の女性患者のHさん、毎日顔を合わせる透析患者さんのご家族さんに、地震の時不安を感じたかと私から聞きました。Hさんは「揺れは怖かったけど、不安じゃなかった。停電でランタンがディスペースにあって、そこで食事をして、キャンプみたいだった」と言っていました。透析患者さんのご家族さんは「病院から地震当日、透析に関して大丈夫と電話あり、何も不安はなかった」と言っていました。

 停電、断水になっても、病院全体で患者さんやご家族さんを守る姿勢を貫いていたと感じていて、みんなが大変な時に本当に頭が下がる思いです。

 本当にありがとうございました。


↑9月7日(金)17時02分私撮影。階段が暗いので、懐中電灯が置いてあります。食事のエレベーターも止まっているので、食事は地下にある調理室からバケツリレーで運んでくれていました。2階のディスペースに私がいると、暗闇からぬっと手が見えて、患者さんのお盆が登場。人手が必要でたくさんのスタッフの人が並んでいました。

 *********


 しか~し!病院スタッフの1人と言われている私は(冗談で~)、病院の裏方ではどうなっていたのか知っています!全部じゃないけど。

 9月6日(木)の夕方私は自宅でスマホの充電のためエンジンをかけ、テレビのニュースを見ていると、M病院の屋上で看護師さんが「燃料足りない」と書いた紙を掲げているのを見て、まずびっくりしました!!!


↑屋上で「燃料」と書いた紙を掲げる看護師さん。私は名前がわかります〜。私はこれとはちょっと違う映像を9月6日(木)に全国放送で見ました。出先の九州(だったか?)にいたN先生(サンタさん)も私と同じニュースを見たそうで、びっくりしてすぐに乾電池等をバッグいっぱいに詰めて、交通ストップしている北海道に向けて出発したそうです。
*11月17日(土)北海道テレビ『テレメンタリー2018「ブラックアウト〜530万人の2日間〜』より

 ぜ、全然、だ、だ、大丈夫じゃないじゃない~~~~!!!

 翌朝また病院に行きました。地震当日同様、真っ暗な1階のロビーで職員の方がホワイトボードを囲んでいました。


↑ホワイトボードの様子。
*11月17日(土)北海道テレビ『テレメンタリー2018「ブラックアウト〜530万人の2日間〜』より

 病院では次のことが地震発生時から問題になっていました。停電になり、非常用電源が作動になったのですが、燃料がなくなっていき、あと何時間かしか持たないことに。そうなると、人工呼吸器の患者さんが困ってしまいます。燃料確保のため、職員の人がガソリンスタンドをまわって、18リットルタンクで買ってきてくれていました。後で自衛隊も燃料をドラム缶で持ってきてくれました。でも停電もいつまで続くかわからない。結局人工呼吸器の患者さんは、対応できる病院にヘリコプターで移送されたそうです。人工透析も電気と水が必要です。対応できる病院で透析をしてもらい、終わったら入院患者さんをスタッフの人が連れて来てくれていたそうです。


↑9月18日私撮影。自衛隊の方が持ってきてくれた燃料。

 そして!9月7日(金)の夜8時くらいに、電気が点きました。その直前まで私も病院にいたのですが、その瞬間はもういなかったです。翌日看護師さんから聞いたのですが、その時、拍手が起こったそうです。長い長い二日間だったと思います。本当にお疲れさまでした。


↑9月7日(金)、電気が点いて、拍手をしているところ。
*11月17日(土)北海道テレビ『テレメンタリー2018「ブラックアウト〜530万人の2日間〜』より


 9月8日(土)は、以前からワタルを受診させようと思っていたので、午前中病院へ。ホワイトボードもないし、いつもの病院が戻っていました。
 ただ、「受診」でもなさそうで、「薬」も待ってなさそうな年配の男性の方がロビーのイスに座っていて、準スタッフの私としては声をかけずにはいられませんでした。

「地震大変でしたね~~~」と私。
「本当に、大変でした」とその男性。

「今日、年に一回の病院祭だったですよね~~~」
「はい、それで来たんです、それを見に」

「ドアのところにも貼ってあったんですが、今回は地震のために中止だそうですね~~」
「やっぱりそうなんですね、毎年楽しみにしていて、今日来てみたんです、ありがとうございました」

と言って帰って行きました。今日は本当は病院祭でした。私は中止の電話を看護師さんから電話でもらっていました。地域の方はチラシ等で見て楽しみにしているんですね。

 来年また来てください~~!


 11月17日(土)北海道テレビ『テレメンタリー2018「ブラックアウト〜530万人の2日間〜』の院長先生。






 患者さん、ご家族さんは、本当に不安なく病院にいさせていただきました。院長先生と始め、看護師さん、職員さん、みなさん、水面下で頑張ってくださって本当にありがとうございました。

 私は停電ってどこか一部で起こるものだと思っていて、病院だったら、停電じゃないところに応援をすぐに頼めると思ったのですが、北海道全部が停電って、想像したことなかったです。原因と対策も必要だと思いますが、それでもさらに、私も何が起こるかわからないと日頃から思っていないといけないと思いました。




平成30年北海道胆振東部地震(2)〜自宅周辺〜 - 2018.12.29 Sat

 9月6日(木)の午前3時に起こった北海道胆振東部地震ですが、地震が起こってその日の午前中までのことを「平成30年北海道胆振東部地震(1)」に書きました。今回はその続きです。

 お昼に昨夜炊いたご飯の残りとインスタントラーメンを食べ(水道、ガスはうちは大丈夫だった)、午後からワタルと近所を歩くと、色んなところに、外まで長い行列が出来ていました。
 ガソリンスタンドはもちろんのこと、「ツルハドラッグ」「セイコーマート」「ホーマック」「コープさっぽろ」「サンドラッグ」などです。
 この日は平日ですが、私のように仕事が休みになった人が、停電と断水という状況に、食料や乾電池や懐中電灯などを買いに来たのでしょう。私はこの時は並びませんでした。お店も停電です。セイコーマートは停電の対策をしていたようで、95パーセント以上が営業できたそう。
 そして、スマホの電波が不安定になっていることに気づきました。「4G」が「3G」になったり「圏外」になったりです。みんなが一斉に電話をかけたり、基地局も停電になっていたからのようでした。お店の店先で並んでいる人たちの他に、携帯電話を持って、ウロウロしている人を見かけました。「圏外」じゃないところ、電話がつながるところを探しているようでした。
 後で知ったのですが、道内の「公衆電話」は無料開放されていたそうです。

 何かもかも初めての体験で私も動揺していました。

 家に帰り、情報を得ようとしても停電でテレビが見られません。昔使っていたテレビが見られる携帯電話でニュースを見ました。充電がなくなっていくので、三人が揃っている時に少しだけニュースを見たのですが、震源地近くの山崩れの映像はただただ驚きました。


↑昔の携帯電話ですが、台所で見るようにいつもテレビが見られる状態になっていました。たまたまだったのですが、少しは助かりました。


 スマホの充電もなくなってきました。A4くらいの太陽光のパネルがあるので、それで充電しようとしたのですが、うまくいきません。地震後色々と試してみたら、充電できたので、こういうことは普段からやっていないといざという時に、困ってしまうというのがよくわかりました。
 車のガソリンは半分くらいあり、スマホの充電が心細くなってきたらそのためにエンジンをかけようと思っていて、その様にしました。その時に車のナビのテレビのニュースも見ました。

 スマホのライングループは、以下のようなことがいっぺんに情報がやり取りできて助かりました。

********

 ・停電が復旧する時にいっぺんに電気が流れて電気製品にトラブルが起こる可能性があるから、ブレーカーは必ず落としておく。
 ・ろうそくは、余震に備えて使わないほうがいい。懐中電灯とペットボトルでランタンが作れる。
 ・デマに流されない。官公庁の情報を頼る。(私のグループに震源地で自衛隊の活動をしてくれていたタンクさんがいて、直接否定してくれた。)
 ・押入れとかの中が見えない扉を開けたら、物が頭に落ちてきた。扉を開ける時は注意する。
 ・道外のメンバーがニュースの内容や映像等を教えてくれた。
 ・東日本大震災の時に関東で計画停電を経験した友達が、「停電でも冷蔵庫は3時間は大丈夫」とか書き込みしてくれて、心強かった。
 ・先生が障がいのある子のことを心配してくれた。非常時にどう反応するか心配してくれて。


********



 夜ご飯はパスタを茹でて、スパゲティーを食べました。その後三人で真っ暗な近所をウロウロしてみました。信号も街灯も消えていて、家の電気も消えています。上を見上げると星がたくさん。ワタルが「星がきれいだね~!」と言いました。本当に星がきれいだった。

 そして、夜の8時前に電気が点きました!うちは電気の復旧が早かったのです。

 電気がないと困ったことは、照明が点かない、テレビが見られない、スマホの充電ができない、炊飯器でご飯が炊けない、洗濯機が動かない、お風呂に入れない等で、この時はストーブの時期ではなかったので、冬はストーブが加わります。マンション住まいの友だちは、断水じゃなくてもモーターで組み上げ式だと停電で水が出ない、エレベーターが動かないと言っていました。

 一丁となりでは断水で、隣の区のリュウの病院のあたりも断水、リュウの病院に行く途中にある小学校のグランドに自衛隊の方が設営した仮設テントのお風呂が設けられました。液状化現象で家が傾いた方は建物に赤い紙が貼られ、体育館等に避難していました。


↑9月6日(木)19時15分。親の会で作ったローソクとワタルの通所先のみつろうキャンドルに余震に気を付けながら火をつける。これから30分後、うちは電気が点く。


↑9月6日(木)17時27分。近所のホーマック。懐中電灯を照らした店員さんがお客さん一人づつに付き、店内で商品を選んだらしいです。16時で閉店。「単1電池完売」。


↑9月7日(金)11時41分のホーマック。電気が点いています。「水缶・灯油容器完売」「懐中電灯完売」「単1~3電池完売」「ポケットラジオ完売」「ランタン、ホワイトガソリン完売」「カセットコンロ、ボンベ完売」。昨日は手書きでしたが、この日はプリンターが使えるようになったのだと思います。カセットコンロですが、IHだと停電だと調理できないので、それで売れたのかな?


↑9月7日(金)北海道新聞朝刊。普通片面が一面なのですが、見開きで一面。厚真町吉野地区の写真が。新聞の印刷も1日も休むことなく、配達されました。
「厚真震度7道内全戸停電」「北海道胆振東部地震」「土砂崩れ住宅倒壊 5人死亡、4人心肺停止 28人安否不明」「全面通電まで1週間」「JR全線運休/新千歳閉鎖/1891校9校」「通電火災に要注意」「食料確保や情報収集 助け合いを」の見出し。


↑9月7日(金)9時17分。今後ガソリンがガソリンスタンドに運ばれて給油できるのか不安になり、給油することに決めたが、1時間半並ぶことに。まだ開いていないセイコーマートに並ぶ人たちが写っています。信号点いています。うちが点くタイミング9月6日(木)の夜の8時くらいに点きました。でも少し走るとまだ点いていない信号も。


↑9月7日(金)10時47分。コープさっぽろ。電気点いています。肉、ソーセージコーナーは空っぽ。(コープさっぽろは店内撮影OK。)


↑9月7日(金)10時台。魚コーナーも空っぽ。


↑9月7日(金)10時台。レジまでの長い列。生鮮品じゃないものは店頭にありました。乾麺とかです。私はお米と乾麺を買いました。


↑北海道全部停電になって、非常用電源を持っていない各工場等で冷蔵が必要なものが駄目になる。搾乳機も動かなくて、牛乳が市場から姿を消してしまいました。うちはワタルが1日に2杯以上は牛乳を飲むし、私もコーヒーに混ぜて飲むので、困りました。私がやっと買えたのは、地震から一週間後の9月13日でコンビニで一本約300円でした!


 今回の地震で自分が今後どう備えをしたらいいのか、考えている最中で、今回は地震の時の様子だけをお伝えしました。

 (1)(2)と書きました。実は、地震当日チラッチラッと見たテレビのニュースで、リュウの病院の屋上で看護師さんが「燃料が足りない」と書いた紙を持っていたのが見えたのです。私はびっくりしました。

 (3)は病院のことを中心に書きたいと思います。


M病院のクリスマスのキャロリング。 - 2018.12.27 Thu

 昨日のことです。
 昨日は12月26日でもうクリスマスも終わり、病院もツリーとかリースとかのクリスマスの飾りは外されていて、お正月の飾りになっていました。
 夕食時リュウとディスペースのソファーに座っていると、突然院長先生がディスペースに登場。

「もうすぐ、あと10分くらいで、ここにキャロリング来ますから」と言いました。

(キャロリング???)私がハテナマークを浮かべていると、

「クリスマスの歌です」と院長先生。

「あれっ?今日って26日で、クリスマスは昨日まででしたよね?」と言うと、

「ほら、いろいろみんな忙しくて、都合があるから」

とのことです!!!

 車イスに乗った患者さんが看護師さんによって集められ、ディスペースには男性患者さん2人、女性患者さん5人が待機しました。晩ご飯はもう終わっています。

 私が「もう少しで、クリスマスの歌うたいに来てくれるよ!」とみなさんに言うと、男性患者のTさんが、

「焼酎で乾杯だ!」と叫びました。それを聞いた女性患者さんからいっせいにひんしゅくを買っていました。

 隣り合わせに座った女性患者さんが「楽しみだね〜、一緒に歌が聞けそうで本当に嬉しい」とお互い顔をなでまわしていました。

 いざ来て素敵な歌声が。患者さんの顔はキラキラ輝いていました。ここに来ていない病室の患者さんにも歌声は届いているはずです。

 クリスマスソングを3曲うたってくれたのですが、終わるたびに大きな拍手。

 歌を聞いた後も患者さんたちはその場に残り、ハッピーは気持ちのままずっとおしゃべりをしていました。看護師さんたちも「ナンダナンダ?」とのぞき込みに来るくらい、笑いながらずっとおしゃべりしていました。

 リュウも「クリスマスソングを聞けて良かったね」と言うと「うん」と言っていました。

 毎年、素敵なうたごえ、ニコニコタイムをありがとうございます。


↑動画です。指揮者は病院の理事長さん。ファイターズのユニフォームは院長先生。他にメンバーは、お医者さん、看護師さん、臨床検査技師さん、事務の方、ボランティアさん。ソーシャルワーカーさんも?


↑終わった後、上の階に移動。毎年やってくれていたのは、「キャロリング」って言うものだったんですね。初めて聞いた言葉です。アメリカのキャロリングの感じはここをクリックしてください


↑ファイターズファンの院長先生。




セサミストリートの自閉症のキャラクターのジュリアちゃん。 - 2018.12.25 Tue

 昨年セサミストリートに登場したジュリアちゃんを番組で紹介する吹き替え版の動画です。ワタルも耳を両手で押さえている時があって、どうして手で押さえているの?と聞いたことがあります。ワタルの場合、音というよりも頭の中に出てきた思いに対して耳をふさいでいるという感じでした。また機会があったら、具体的に聞いてみたいと思います。


↑ジュリアちゃんの紹介動画(日本語吹き替え版)。

 セサミストリートの自閉症のキャラクター「ジュリアちゃん」の情報が載っているページは、ここをクリックしてください。マペット操作と声の演出を務めているステイシー・ゴードンさんは、自閉症の息子をもつ母親だそうですよ。





病院で家族でクリスマス。 - 2018.12.25 Tue

 12月23日(日)に家族4人で、病院の談話スペースでクリスマス会をしました。毎年のことです。
 この日リュウは足に力が入らなくて、車イスで4階へ。
 いつも同じお店で頼むチョコケーキを4人で分けて食べました。
 リュウはこの日ももぐもぐゴックンができ、取り分けたケーキの3分の1個くらい食べられました。お茶もトロミを付けて、スプーンで口に運ぶと飲めました。
 リュウは子どもの声のする方を向いたりしていました。
 私はスマホでクリスマスソングの動画を流しました。
 普段人がいない談話スペースの4階には鉢植えの植物があり、クリスマスの飾り付けもあり、あたたかい雰囲気です(他の階も同様)。
 ほっこりした気分の中で、クリスマスソングを聴きながら、家族でケーキ食べられ、有り難かったです。


↑クリスマスケーキ。


↑入院していると土から生えている植物を目にすることがないのですが、ここ(4階)に来ると目にすることができます。土から生えている植物は、力強く生命力が感じられます。左上はポインセチア。


↑クリスマスの飾り付けに興味を示すワタル。中心にセサミストリートの人形が。
セサミストリートと言えば、昨年自閉症のキャラクタージュリアちゃんが加わりました。


↑じゃ〜〜ん(←謎)。こちらはリュウのフロアの2階のクリスマスツリー。今年も2階の看護師さんが飾ってくれました。




3回目のサインの練習をする。 - 2018.12.23 Sun

 ブログを始めてから今まで2回サインの練習をしました。

 1回目は今から5年前、リュウとのエピソード「夫が残してくれたパン」(←クリックしてください)が北海道新聞の『いずみ』に載った時で、2013年5月3日のことです。

 2回目はそのエッセイが選ばれて、北海道テレビで高橋恵子さんに朗読してもらった時(←クリックしてください)で、2014年9月16日のことです。

 2回目のサイン練習時からもう4年経ったんですね。



↑1回目のサイン練習の時のもの。ブログ掲載はこちらです。


↑2回目のサイン練習時のもの。ブログ掲載はこちらです。


↑そしてこちらが明日からにそなえて、新しく作ったサインで、2回目の時のように、本名兼用にしてみました。



トドックのチラシに私のインタビュー記事。 - 2018.12.23 Sun

 明日から一週間の間に届く、コープさっぽろの宅配トドックのカタログ一式の中に、トドック電力のチラシが入ります。その中に私のインタビュー記事が載っていますので、利用している方は見てみてくださいね。範囲は全道です〜。

 インタビューされたのは、前にアップしたトドック電力の再生エネルギーの風力発電を見に行くツアーに当選し(『トドック電力再生エネ』根室見学ツアー当選! - 2018.10.28 Sun)、参加してきたのがきっかけです(今回見学したのは風力発電ですが、トドック電力の再生エネルギーは、風力発電の他に、木質バイオマス発電と水力発電)。

 その時は、風力発電が住宅のすぐ近くに建てられている問題は知らなくて、私は鳥がぶつからないかを質問しました。今思い返すと見学した根室の昆布盛の風力発電(大型)のまわりには、住宅は見えませんでした。
 今は風力発電も立地条件等個々違うので、ひとつひとつを慎重に考えたいという思いです。
 またツアーでは、利用する側に常にオープンにしてくれていて、開示をしてくれていたように思います。どんな質問もオッケーでした。気になったら、ツアー後もまた質問したいと思います。



風力発電の問題。 - 2018.12.23 Sun

 原発にも火力発電にも頼らない人や環境にやさしいとして再生エネルギー(風力、太陽光などの)が今注目を集めつつあると思うのですが、知り合いの石狩市議さんが「石狩では風力発電が問題になっている」と発信していることに気付き、情報を教えてもらいました。また私の方でも調べてみました。

 国は再生エネルギーを普及させようとして、固定価格買取制度(FIT制度)をつくりました。20年間買取額を保証するものです。2017年時点で買取額で一番高かったのが小型風力でしたが、2018年度からその買取額が半額以下に。その半額以下になる前に、駆け込みでたくさん小型の風力発電が作られました。半額以下になる前に作ると、20年間高いままの価格で買い取ってもらえます。そして小型風力発電は、どこに建ててもいいそうで、住宅の近くにも建てられました。ところが、風力発電の低周波音は人によっては、睡眠障害、めまい、頭痛、肩こりがおこるそうです。

 稚内市では、2017年12月13日に「稚内市小型風力発電設備等の設置及び運用の基準に関する条例」が作られ(http://www.city.wakkanai.hokkaido.jp/kankyo/energy/kogatajyoureisekou.html)、「住宅から100メートル以上離れた場所に設置しなければならない」となっています。今は北海道では唯一の条例だそう。また小型ではなく、大型風力発電は国の厳しい環境基準があります。

 石狩市はたくさん風車が建っていて、知り合いの市議さんは自分ごととして考えて欲しいとして、頑張っています(「石狩湾岸の風力発電を考える石狩市民の会」)。そして、札幌の人も関係があると訴えている人もいました(「石狩湾新港周辺に集中的に計画されている4事業者の大型風力発電事業による札幌市民への県境影響についての要望ー札幌市長宛」)。

 再生エネルギーが一気に進められ、気付いていない問題や観点がたくさんありそうです。どう運用したらいいのか、また次世エネルギーとしては、何がいいのか、いつも考えないといけないですね。




サンタが通り過ぎる病院。 - 2018.12.20 Thu

 昨夜のこと。リュウとディスペースで座っていると、赤いおっきな人が。

 サンタさん!

 目、しか出てないけど、すぐにN先生とわかる。

 ど、どうしたのか?ただ、歩いているみたい。多分。

 行ってしまいました。

 クリスマスが近くなると、サプライズに遭遇することがある病院です!


↑N先生。


↑患者さんが反応を示しています。退院直前で荷物整理したいため、「段ボール」が欲しいそう。




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Author:vanilla
「やさしいまなざし」は「Vanilla Web Site」の日記の部分です。

登場人物(平成28年11月現在)
 
佐藤リュウ(59歳)←夫
佐藤バニラ(永遠の20歳)←私
佐藤イブキ(社会人)←長男
佐藤ワタル(福祉施設通所)←次男

 夫佐藤リュウは、平成17年頃(48歳)より、物が二重に見える、手に力が入らない、全身が重苦しく感じる症状があり、会社勤務ができなくなりました。
 若年性のパーキンソン病の疑いとのことで、平成18年(49歳)より神経内科に通院し、平成19年にはパーキンソン病関連疾患と診断名が付きました。
 その後、平成22年 (52歳)、診断名が若年性の「進行性核上性麻痺」に変わりました。
 ずっと自宅より通院していましたが、平成24年4月に自宅外で転倒骨折し、手術入院となってしまいました。入院時、誤嚥性と思われる肺炎も併発していて、現在も入院中です。平成26年11月19日に胃瘻造設しました。
 夫が仕事ができなくなった平成17年時、上の子が小学校6年生、下の子が小学校2年生(多動と自閉で特別支援学級在籍)でした。
 私は、平成19年より、平日フルタイムで仕事しています。たくさんの方のお力をお借りし、生活しています。
 北海道在住です。

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