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2018-08

呼吸が苦しい その1 #リュウ42 - 2012.12.30 Sun

 通院時代のことです。 

 リュウは、寝ている最中と、朝の起きがけに、呼吸が苦しいと訴えることがあるようになりました。
 だいたい数時間で収まります。なぜ、呼吸が苦しくなるのか、私はわかりませんでしたが、なんとかならないものかと頭を悩ませるようになりました。

 平成22年の夏、ケアマネージャーさんが探してくれたディサービスGとの出会いがありました。リュウは初めてディサービスを利用することになったのです。
 サービスを利用するにあたり、ケアマネージャーさんとリュウと私で、施設の見学に行きました。その時出会ったのが、ディサービスGの主催者のYさん。
 Yさんは変わった経歴を持っていました。空手の教室をいくつか開いていたのです。
 Yさんは、

「空手は、人を倒すけれども、今度は人を復活させることをしてみたくて、ディサービスの施設も開設しました。両方やっています」

と言い、私とリュウは、そのセリフにびっくりしました。リュウはのちに、Yさんが大好きになりました。

 利用時、指導計画を立るのですが、私の要望は、「夜のこわばりがきつく、呼吸が苦しくなるので、その対処法を知りたい」ということでした。
 利用してからしばらく経ってから、電話でYさんと話す機会がありました。
 
「リュウさんは、普段から前傾姿勢(猫背)で、横になってもらったら、頭が浮く位です。たくさんマッサージをして、最近やっと、頭が床に付くようになってきました」

と言いました。

「夜、呼吸も苦しいと言うことで、苦しくならないためのマッサージをしています」

と言いました。
 私は、呼吸が苦しくならないようにするためや、呼吸が苦しくなったらするマッサージを知りたくて、一度、ディサービスに行き、Yさんから色々話しを聞き、私自身、そのマッサージをしてもらいました。
 その際、「肺の話し」を聞いた時が、目からウロコという感じでした。その内容とは、

「肺って、自分では、膨らんだりしぼんだりしないんですよ。膨らんだりしぼんだりするのは、筋肉がしてるんです」

とのことです。
 私は、自分がどういう風に呼吸しているのか、意識したこともなかったのですが、肺が勝手に自分で膨らんだりしぼんだりして、空気を肺に取り入れていると思っていたので、びっくりしました。
「肺は、肋骨と横隔膜の筋肉で、肺を膨らませたり、しぼませたりしているのです」


 
 そのことを知り、私は考えました。リュウは、日中はあんまり呼吸が苦しいと言わないけど、夜中と朝型、呼吸が苦しいと言う。それは・・・,

(パーキンソンの薬がきれている時間帯???肺を膨らませたりしぼませたりする筋肉が、薬を飲んでいない夜中から朝型にかけて、こわばって、呼吸が苦しくなる?それから、副交感神経、交感神経のからみで、呼吸がしづらくなる条件も重なっている?)

と思いました。

 それで、24時間、パーキンソンの薬を効かせたいと考え、それまで、朝食時、昼食時、夕食時だったパーキンソンの薬を、朝6時、昼12時、夕18時、寝る前22時(←24時だと遅すぎるので、22時)にしてもらえないか、主治医に相談しました。つまり、24時間を四で割り、寝ている間も肺の呼吸をつかさどる筋肉が硬くならないようにして欲しいと思ったのです。
 それに先行して、Yさんが、ディサービスで、呼吸が苦しくならないようなマッサージをしてくれていました。そのマッサージは、患者は仰向けになるのですが、肩甲骨が自由に動くようにするような、そういうマッサージなのです。肩甲骨が自由に動くことが、肋骨と横隔膜の筋肉が働かせるようです。リュウが自分でもできるように教えてもらっていて、それは、立った状態で、はと胸にするような姿勢で、両手を前から後ろに動かします。左右の肩甲骨をくっつけるようなイメージです。
 
 リュウは、夜は横になって寝るけど、日中は椅子に座ったままの姿勢で眠ってしまうことが多く、それは、首や肩の凝りにつながっていて、上半身が前傾のまま、凝り固まった状態でした。だから、仰向けに寝ても、頭が付かないような姿勢になっていたようです。
 リュウが呼吸苦を訴えるようになり、Yさんからの話しを聞いたりして、とにかく私は、首や背中のあたりが、凝り固まらないように、注意するようになりました。そして、肺を動かす筋肉まで凝り固まっていないかと、意識が向くようになったのです。椅子に座ったまま寝ていたら、横になってもらい、頭を枕やクッションで支えました。

 ディサービスでも、訪問看護でも、筋肉をあっためてほぐすこともやってくれていました。
 薬の処方もやってみましょうとのことで、寝る前のパーキンソンの薬も処方してもらいました。

 次第に、呼吸が苦しいという回数が、減っていきました。それから、朝、頭痛を訴えていたことがありましたが、それも減っていきました。肩こりが原因の頭痛だったようです。
 呼吸が苦しいと訴えたら、私は、訪問看護師さんが教えてくれたホットパック(タオルを熱いお湯で濡らし、ビニール袋に入れたもの)を肩や背中にあてたり、Yさんから教えてもらったマッサージをするようになり、そのうちに、収まりました。それからリュウ自身も、呼吸が苦しくなったら、自分でできる体操をやっていました。主治医のH医師からも、温湿布が出されていて、貼って寝たこともあります。それから呼吸の苦しさの度合いも、「大変苦しい」というものから、軽減されていきました。

 この呼吸苦は、回数は減りましたが、S病院の4F入院中までありました。ある日、病院に行くと、プラスティックのマスクを付けていたことが何回かあったのです。今(平成24年12月)は、呼吸苦がありません。長くなるので、「呼吸が苦しい その2 #リュウ43」に続きを書きます。

 リュウの姿勢は、Yさんがほぐしてくれたまま保っていて、仰向けになると、頭が床に付きます。Yさん、ありがとうございました。
 ケアマネージャーさん、訪問看護の看護師さん、ありがとうございました。
 H医師、いつも私の話しを聞いてくれて、ありがとうございました。




認知症のテストで。 #リュウ31 - 2012.10.27 Sat

 リュウの通院時代でのことです。
 複数の病院で、リュウが認知症のテストを受けることがありました。
 受診の際、先生に、リュウについて、いま、心配していることをぜんぶ伝えます。それは、手の動きのことだとか、興味関心のことだとか、あと、物忘れのこととかです。すると、先生が、

「そうですね・・・。それでは、ちょっと、リュウさんに質問してみましょうか・・・。よろしいですか?」

と、突然、認知症のテストの同意がもとめられる時があります。

 リュウと私は、心の準備ができていませんが、

「ハイ・・・」

と言います。「はい、わかりました」と先生が言い、質問が始まります。私は、リュウのななめ後ろで、イスに座って、見守っています。

「今日は、何年何月何日何曜日ですか?」

と、リュウに先生が質問します。

(なんねん?えええ〜〜〜〜っと、2024年?いや、平成12年?平成24年?の、じゅうがつ〜〜〜、ええっと、にじゅう・・・、あれ?曜日はわかる!今日は、燃えるゴミの日だから、木曜日!えへへ。日にち?ええ〜〜〜っと、あっ!日曜日が21日だったから、月曜日が22日で、火曜日が23日で・・・)

と、私がリュウの後ろで、考えていると、

「はい、では、次の質問です」

と、先生が言いました。

(あれ〜〜!まだ、答えてないのに・・・)

と、心の中で私が言いました。私は、リュウのうしろで、ぼやんと座っていたのですが、表情がすこし硬くなり、姿勢も正します。

「それでは、100から7を引いたら?」

(100から7?93?ピーンポーン!楽勝〜!)

 リュウも「93」と答えました。

「それでは、93から7を引いたらいくつですか?」

(え!93からまた7を引くの?ええ〜〜〜っと・・・。半額!とか3割引!とかだったら、一瞬のうちに出てくるんだけど。93ー7?3から7は、引けないから、十の位から10を借りてきて・・・、10ー7は・・・)

「はい、次の質問をします」

と、先生。

(え!もう?)

と、心の中の私。

「これから言う数字を逆に言って下さい。8、3、1」

(いち、さん、はち)

と、私。

「では、6、2、9、4」

(え、四桁?何て言ったっけ?ええっと、よん、きゅう?ええっと、ろく?)

「はい、おしまいです。ありがとうございました。」

(コタエラレナカッタ・・・)

と、どっと疲れる私。
 リュウの認知症のテストを見守るはずが、どうしてもテストに参加してしまい、私自身やり残したものがあるというような感じで診察室を後にします。
 質問は、十個くらい?あります。




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プロフィール

vanilla

Author:vanilla
「やさしいまなざし」は「Vanilla Web Site」の日記の部分です。

登場人物(平成28年11月現在)
 
佐藤リュウ(59歳)←夫
佐藤バニラ(永遠の20歳)←私
佐藤イブキ(社会人)←長男
佐藤ワタル(福祉施設通所)←次男

 夫佐藤リュウは、平成17年頃(48歳)より、物が二重に見える、手に力が入らない、全身が重苦しく感じる症状があり、会社勤務ができなくなりました。
 若年性のパーキンソン病の疑いとのことで、平成18年(49歳)より神経内科に通院し、平成19年にはパーキンソン病関連疾患と診断名が付きました。
 その後、平成22年 (52歳)、診断名が若年性の「進行性核上性麻痺」に変わりました。
 ずっと自宅より通院していましたが、平成24年4月に自宅外で転倒骨折し、手術入院となってしまいました。入院時、誤嚥性と思われる肺炎も併発していて、現在も入院中です。平成26年11月19日に胃瘻造設しました。
 夫が仕事ができなくなった平成17年時、上の子が小学校6年生、下の子が小学校2年生(多動と自閉で特別支援学級在籍)でした。
 私は、平成19年より、平日フルタイムで仕事しています。たくさんの方のお力をお借りし、生活しています。
 北海道在住です。

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