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2014-11

入院や福祉施設入所中の方の選挙。知的障がいの方の選挙。認知症の方の選挙。 - 2014.11.22 Sat

 今日(11/21)仕事帰り病院に行くと、ベッドに横になっていたリュウの表情が苦しそうではなくて、ホッとしました。手術から二日経ちました。お昼から予定通りご飯が再開されたのこと、6割くらい食べられたとのこと。半分以上食べられてよかった。
 食べた場所はベッド上かな?と思ったら、車イスのままだけど、いつものディスペースとのこと。うわ、嬉しい。じゃあ夕食も車イスでディスペースに行こうねとベッドから車イスに移動してもらいました。
 車イスへの移動は私一人ではできなくて、看護師さんも手伝ってくれました。色々な姿勢をしても痛そうに顔をゆがめることもないように見えました。
 そうしてテレビのニュースを見ながらおかゆと刻み食のご飯を私の手助けで摂ってもらっていると、安倍首相のアップが。任期を二年残して衆議院を今日解散、来月12月14日が総選挙とのこと。

「今は手術後まだ傷も塞がってない体。解散総選挙。何だか、解散を簡単にしているように見えるけど、投票する人の中には常に大変な思いをして投票している人もいる・・・。本当に必要な解散なのか・・・」

 でももう決まったことなのでリュウはまた三回目の病院での不在者投票をすることと思います。ただ、認知症の方も進んでいるので自分の意思をどこまで出せるかなぁ。

 入院中の選挙は今まで二回あり、どういう風に投票したのか、二つの過去記事をここに記します。


 一つ目は『病院で、不在者投票をする(#リュウ35)。』というタイトルで、2012年12月16日にこのブログに書いたものです。

 「病院に入院中の人は、選挙の投票はどうするんだろう?」と、疑問に思っていました。
 小学校の体育館などの投票場所まで、院外外出をして、行かなくてはないのかな?と思っていたら、看護師長さんがひとりひとりに、
「選挙はどうしますか?」
と、聞いてまわっていました。リュウと私のところにも来て、
「選挙はどうしますか?」
と聞いてくれました。
「どこで、投票するんですか?」
 私が聞くと、
「ここの病院で、投票箱に投票用紙を入れてもらいます」
 看護師長さんが言いました。
「病院でできるんですか?」
「はい。12月12日に不在者投票を、病院でします」
 そうなんだ!でも、大きな問題があります。リュウは、字が書けないのです(正確には字を書くことが非常に困難)。
「あの~、夫は、字が書けませんが、それでも投票できますか?」
と聞くと、
「指差しで結構です」
と答えてくれました。
 字が書けない人は、担当の人に字を書いてもらう代理投票という制度があるんですね。これなら、リュウも投票できます。
「よかったね!リュウ」
と私が言うと、リュウは、コクンとうなづきました。
 その日の連絡ノートを見ると、投票箱に自分で投票用紙を入れ,無事に投票できたと書かれてあり、リュウにも確認しました。
 よかったです。

 今日は、選挙の日。私も投票してきます。


 二つ目は『入院中の選挙について。』というタイトルで、2013年7月10日にこのブログに書いたものです。病院で二回目の選挙の時です。


 リュウは、入院前までは、私と投票所に行き、何とか何とか字を書いて、投票していました。でも、その頃から、今後字が書くことがもっと困難になったらどうやって投票するんだろう?と疑問に思っていました。
 まず昨年病院で投票しわかったことですが、都道府県の選挙管理委員会が指定した病院あるいは介護福祉施設などに入院入所中の方は、そこで不在者投票ができ、字が書くのが困難な場合、代理投票という制度を利用して、投票することができます。病院内でも投票所でも、自分の意思を係の人に伝え、代わりに記入してもらい、投票します。
 昨日、看護師長さんとお話しました。看護師長さんが一昨日リュウに投票するかどうか聞いたら、「する」、とのことで、リュウも病院内の一室で、不在者投票をすることになったとのことです。
 病院に入院中、介護福祉施設などに入所中の方は、不在者投票できる病院、施設であるかどうか、まずは職員の方に聞いてみてください。



写真は、リュウに届いた今回の選挙をお知らせするハガキ。去年は病院で投票する際必要かと思い、病院にもって行きましたが、とくに必要ではなかったので、今回は持って行かないかなと思っています。

追記(7/13):指定病院での不在者投票の流れですが、個人に選挙の意思を確認し、選挙をする人の名前を病院長が、名簿登録地の市区町村の選挙管理委員会に、直接または郵便等で投票用紙を請求し、交付してもらいます。ですから、このハガキを持って、選挙当日投票所に行っても、できないそうです。




 次に「知的障がいの方」や「認知症の方」の選挙についてですが、昨年「成年被後見人は選挙権を有しないとする公職選挙法の規定は違憲とする勝訴判決が下りました」の裁判のことがニュースになっていました(次のリンク「娘をもう一度、主権者に 成年被後見人の選挙権回復から1年を迎えて」に詳しく載っています。ここをクリックしてください)。
 成年後見制度を申請すると、選挙のハガキが送られてこなかったのが、昨年から送られてくるようになりました。上記リンク先の匠さん、そして運動されていたみなさん良かったです!

 成年後見制度とは、認知症、知的障害、精神障害などの理由で判断能力の不十分な方々は,不動産や預貯金などの財産を管理したり,身のまわりの世話のために介護などのサービスや施設への入所に関する契約を結んだり,遺産分割の協議をしたりする必要があっても,自分でこれらのことをするのが難しい場合があります。また,自分に不利益な契約であってもよく判断ができずに契約を結んでしまい,悪徳商法の被害にあうおそれもあります。このような判断能力の不十分な方々を保護し,支援するのが成年後見制度です。
 ↑
 法務省の「成年後見制度~成年後見登記制度~」のページより引用

 二十歳になったら、みなさんに選挙のハガキが届きます(ただし受刑者の方は日本では選挙権がありません。それから戸籍がない方にも送られてきません)。

 札幌市手をつなぐ育成会では今年9月、選挙管理委員会の方も参加した本物そっくりの模擬選挙体験会があり、新聞で報道されていました。知的障がいがある方のための選挙の練習です。その様子は、札幌市手をつなぐ育成会のホームページの『「せんきょを学ぶ会」開催しました』に載っていますので、ここをクリックしてくださいね。私たちは行っていませんが、当日はお友達親子も参加していた記憶があります。

 私自身は、地域の小学校の体育館に行って投票するというのしか経験したことがないのですが、上記入院入所内での不在者投票の他にもいろいろな投票の仕方があります。「点字投票」「代理投票」「郵便等による不在者投票」など(愛知県のホームページの「いろいろな投票方法」がわかりやすいです。ここをクリックしてください)。
 「郵便等による不在者投票」は「身体に重度の障がいのある方で一定の要件に該当する方又は介護保険の被保険者証に要介護5と記載されている方」。
 「代理投票」は「病気やけがなどで自書することができない方は、代理投票ができます。代理投票をしたいことを申し出ると二人の補助者が選任されます。そのうちの一人の立ち会いのもとで、他の一人が代理投票を申し出た選挙人の指示により投票用紙に記載し、投票箱に入れます」ということで、夫リュウは、地域の公共施設ではなく、病院で代理投票の不在者投票をしています。

 ただ夫の認知症状が進んだ場合、病院で聞かれる始めの質問「選挙しますか?」に「はい」と意思表示できるか、「する」と答えて代理投票で「指差し」できるかどうかわかりません。その場合は選挙は棄権になるのではないでしょうか。今後認知症の方が増えて行く可能性があるので、何かいいサポートがあったらと思います。

 知的障がいの方や認知症の方に向けというだけではなく(必要がないという方もいますので)、選挙の争点のマル、バツを一覧表にしたわかりやすいものを必要な方のために用意するとか。私も欲しいです。NPO法人「地球村」で昨年参議院選挙の一覧表のチラシ作っていました。今回も作って欲しいですが、選挙管理委員会で作って欲しいです。


↑2013年参議院選挙の選挙の争点の各政党の一覧表。NPO法人「地球村」制作。HPの但し書きで、「※上記チラシは、特定の政党や候補者を応援するものではありません」とあります。



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プロフィール

vanilla

Author:vanilla
「やさしいまなざし」は「Vanilla Web Site」の日記の部分です。

登場人物(平成28年11月現在)
 
佐藤リュウ(59歳)←夫
佐藤バニラ(永遠の20歳)←私
佐藤イブキ(社会人)←長男
佐藤ワタル(福祉施設通所)←次男

 夫佐藤リュウは、平成17年頃(48歳)より、物が二重に見える、手に力が入らない、全身が重苦しく感じる症状があり、会社勤務ができなくなりました。
 若年性のパーキンソン病の疑いとのことで、平成18年(49歳)より神経内科に通院し、平成19年にはパーキンソン病関連疾患と診断名が付きました。
 その後、平成22年 (52歳)、診断名が若年性の「進行性核上性麻痺」に変わりました。
 ずっと自宅より通院していましたが、平成24年4月に自宅外で転倒骨折し、手術入院となってしまいました。入院時、誤嚥性と思われる肺炎も併発していて、現在も入院中です。平成26年11月19日に胃瘻造設しました。
 夫が仕事ができなくなった平成17年時、上の子が小学校6年生、下の子が小学校2年生(多動と自閉で特別支援学級在籍)でした。
 私は、平成19年より、平日フルタイムで仕事しています。たくさんの方のお力をお借りし、生活しています。
 北海道在住です。

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