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2015-03

入院患者様へ「不在者投票のお知らせ」。 - 2015.03.29 Sun

 3月19日に病院に行くと「入院患者様へ 不在者投票のお知らせ」というプリントが。

 夫は認知症もありますが今はコミュニケーションが取れないという状態でもなく、本人に確認して今回も病院で選挙をすることにしました。入院中の選挙はこれで4回目です。選挙の日まで、どの候補者がいてどういう政策を掲げているのか、第三者の立場で説明しようと思います。

 次男のワタルは4月から養護学校高等部の三年生なのですが、5月に18歳になります。次回の選挙はワタルも投票するかも???二十歳とばかり思っているので、私から何にも伝えていないです。知的障がい者のための模擬選挙があるなら是非、今年中にワタルも参加してもらいたいです。養護学校でも指導があるかな???学校にも聞いてみようと思います。

 いずれにしても認知症の方や知的障がい者の方も投票できるように、各政党や各候補者のわかりやすい政策一覧が必要ですよね・・・。




江口優子さんの『山崎座』。 - 2015.03.29 Sun



3月24日付け北海道新聞朝刊第三社会面「朝の食卓」です。
写真をクリックすると大きくなります。

 素敵な内容ですね。

 今までの記事は、カテゴリ「つながり」に入っています。

新聞読むなら、北海道新聞。  新聞読むなら、北海道新聞。




リュウ、今まで朝食のパン、残してくれてありがとう。 - 2015.03.22 Sun

 今から約10年前、リュウはからだがもの凄くだるいと言って、仕事ができなくなりました。

「じゃあ、リュウは家事で、私が仕事する」

 二人で決め、役割分担が反対。リュウは私がしていたこと、ワタルの小学校の送り迎えや訓練に連れて行ったり、買い物、食事の支度や茶碗洗いとかをできる範囲でしてくれました。リュウ自身もS病院に通院しながら。
 ワタルもイブキも小学生で二人とも必死だったよね。

 でもリュウは少しずつできることが少なくなってきて、その分私の負担が徐々に増えていきました。そうしたある日悲劇が。ゴミを捨てに行ってくれたリュウが転倒し骨折、そのまま入院生活に。

 その日を境に家族が一人うちからいなくなるなんて想像していなかった。さっきまでいた家族が。

 でも離れていてもリュウは家族の一員に変わりないから、私は毎日病院に行きました。私は相変わらず何役も何役もこなして。

 そして入院生活が1年経った頃、リュウはだんだん食事ができなくなってきました。

 私はどうにか食べてもらえないかと朝を入院前と同じパン食を希望。

 本人の食欲が湧き元気が出ないかとパン食にしてもらったのに、リュウは二個出るパンのうち1個を、会社帰り毎日寄る私のために残してくれるようになりました。

 私に残さないで全部食べて元気になって欲しかったけど、リュウが私にできることと考えた精一杯の気持ちかと思い、涙が出そうになりながら喜んでいただくことにしました。

 ありがとう、リュウ。

 どんな大金持ちもお金で買えることができない貴重なパン、一個一個写してアップしたよ。

 最初のアップは2013年6月4日だった。

 看護師さんが私にも頂戴と言っても首を縦に振らず、私のために残してくれたパン。私だけが食べることができたパン、毎回毎回幸せの味がしました。
 そうそう、北海道新聞の「いずみ」に『夫が残してくれたパン』が載って、それを読んだ同級生のY君が忘れられない感想を寄せてくれたよ。

「バニラにはもったいない旦那さんだな」
って。

 いつかはパンの終りが来ると漠然と思っていて、その兆候は先月の2月27日の連絡ノートに看護師さんの字で書かれていたね。

 飲み込んだはずのパンが上がってきて息が止まった?パンはもう無理かもしれないって。

 この病気は、飲み込む力もだんだん弱っていくね〜。

 私は一晩考え次の日、リュウにも言って、パンを止めてもらう決心をしたこと伝えました。でもT先生がパンをスープに浸すなどして本人の好きな物食べさせてって。涙が出るくらい有り難かった。看護師さんの対応も有り難かったです。


 その後食べられる状態ではなく3月9日で朝食は中止になったと、T先生、S看護師さんから聞きました。熱が出てその後昼食も中止になり、夕食も中止に。現在夕食は私の希望もあり復活しています。


 3月9日で朝食が中止になったと聞いて私はそれほど動揺しませんでした。なぜなら2月27日にのどに詰まり、私がもうパンは無理かな?残してくれるパンも無理かな?とリュウに話した時、

「ソンナコトナイサ」

と言ってくれ、あぁ、リュウの気持ちはこれからもずっと変わらないんだとわかったからです。パンがなくなってもその気持ちはなくならない。私もそのこと忘れないでずっとずっと覚えていようと思います。


 それにしても、最近病気じゃなかった時のリュウの姿が目に浮かびます。
 今までもこういうことがあって、それは、節目節目の時に思い浮かんだと思う。だから今は節目の時にいるんだと思います。

 今までも何回も節目があり振り返ってみると、苦しいことや悲しいことばかりではなく、楽しいことや幸せなこともありました。

 これからも同じだね、苦しいことや悲しいことばかりではなく、楽しいことや幸せなこともあるね。きっときっと。


 リュウ、今まで朝食のパン残してくれて本当にありがとう。




↑病院でリュウの横で食べた最後の3月7日のパン。


↑まったく食べられなかった3月9日のパン。夜も調子が今ひとつで私もパンを食べる余裕がなく家に持ち帰りました。


↑3月6日のパン。


↑3月5日のパン。


↑3月3日のパン。「ひなまつり」のカードが添えられていました。


↑3月2日のパン。


↑3月1日のパン。



やまちゅうは犯人じゃない⁉︎ - 2015.03.09 Mon

 ここで更新お知らせをしたハゲ増す会のお話し第21話「マジソンバッグとやまちゅう事件」ですが、アップした直後にA君とパン君からそれぞれメッセージがありました。 


A君「マジソンバッグに消火器を入れたのはやまちゅうじゃない、もうかなり前で記憶が曖昧だけど自分だと思う。マジソンバッグを持っただけで重たくて気付くと思った。やまちゅうに謝りたいから連絡を取りたい」

パン君「やまちゅうは犯人じゃない。真犯人はB君だ。やまちゅうは濡れ衣を着せられているだけだ」


 私はやまちゅうの出来心で起こった事件だとずっと思っていました。そう思っていた人がたくさんいたはずです。ぜひご本人にも確かめたいので、やまちゅうはパソコン表示の左下に私の連絡先がありますので、私に連絡をください。もしも自分じゃないのでしたら、やまちゅうの名誉回復のために私も微力ながらお手伝いします。






ワタル、建物のアイロンビーズ作品。 - 2015.03.07 Sat

 放課後に利用させていただいている事業所さんで思春期でちょっと集中力もないそう。私は思わず「アイロンビーズ、型を見て作るやつではなくて、自分の作りたいもの作らせていただけませんか?それだとまた集中すると思います。建物とか好きなので」と言うと「やってみましょう」とのこと。大作が出来上がり、額にも入れてもらい、うちに持ってきました。
 本当に大作で感激。それにワタルらしい作品。感激の感激。
 S事業所さんこの度は本当にありがとうございました。
 大切にします。


↑作品名は「道の駅花ロードえにわ」。28センチ四方。


↑上の作品のアップ。四角い四つのプレートから成り立っているのですが、型がないものなので、ワタルの頭の中に型が?一つのプレートは14センチ四方。


↑こちらが本物の花ロードえにわ。何か似てる!びっくり!何も見てないで過去の記憶だけで???
(こちらの写真は、グリーン・ツーリズム「道の駅 花ロードえにわ」のページより)


↑こちらは作品名「きのこ王国」。14センチ四方。


↑こちらは「道の駅 フォーレスト276」だそう。一つのプレートが7センチ四方。



これが最後のパンだと思うから。 - 2015.03.07 Sat

<2月27日(金)夜>

 会社帰り病院に寄り看護師さんが書き込んだ連絡帳を見て、私にも緊張感が伝わってきました。
 朝食後しばらくして、完全に飲み込んだはずのパンが咳(?)とともに上にあがってきて、息ができないくらい詰まったとのこと。
 もうパンは無理かもしれないと書かれてありました。私はとっさに、「昨夜夕食後に食べた本人の好物のあんドーナツがまだ詰まっていた可能性があるから朝食のパンのせいではないかもしれないからもう少し様子を見させてほしい」と書きました。

 でも・・・、今夜でもうパンはお終いかもしれない・・・。

「リュウ、今までもうずっとパンを一個、私のために残しておいてくれてありがとう。今夜でこうしてパンをもらうのは最後かもしれない。直接私に手渡してほしい。リュウから私へ。いつかは終わりが来るね。もうリュウが残してくれるパンはこれで最後かもしれないね・・・」

 悲しくなってきて涙が目の中に。するとリュウが、

「ソンナコトナイサ」

と軽く言いました。

 ソンナコトナイって、リュウはパンがなくなっても、その気持ちは変わらないんだね。リュウの気持ちは永遠なんだね。その言葉を胸に刻むよ。その言葉で大丈夫にするよ。ありがとう、リュウ。


<2月28日(土)昼>

 朝食のパンは残してくれていないこともあり、この日はありませんでした。

 やっぱり昨夜のパンで最後だったんだ・・・。

 リュウは朝食はパン派でもうずっとそれを通していました。三食ご飯だとなかなか食べられないそうです。
 私はノートに、「一晩考えましたが、もうパンは止めることにします。さっき本人とも話しました。三食ともおかゆでお願いします」と書きました。
 書いてから看護師さんに口頭で「一昨日の朝、パンが詰まってもうパンは難しいようで明日から三食ともおかゆでお願いします」と伝えると、

「その件なんだけど、T先生が、本人の好きな物、食べたいもの食べさせてあげてって。むせたりするときは何でもむせるからって。それで私たちもパンをスープとかに浸して気をつけることになりましたよ」

と思いもよらない返答が。それを聞いて嬉しくてまた涙が目の中に。

 ありがとうございます。緩和ケアを受けているみたい。ここの病院は緩和ケア病棟もあるから、ここは一般病棟だけど先生も看護師さんも理解あるのかな。嬉しいな。

 リュウまたビール飲んでお寿司も食べようね。

 そしてまたパン残しておいてね。


↑2月27日夜に最後だと思って直接渡してもらったパン。


↑26日と25日のパン。


↑23日と22日のパン。


↑21日と20日のパン。20日のパンはスマートフォンを忘れてしまい、家に帰ってから描いたものを写しました。


↑19日と18日のパン。


↑16日にS看護師さん手作りという貴重な大変有難いお雛様と飾りがディスペースに登場していました。ありがとうございます。


↑17日と16日のパン。


↑14日と13日のパン。



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プロフィール

vanilla

Author:vanilla
「やさしいまなざし」は「Vanilla Web Site」の日記の部分です。

登場人物(平成28年11月現在)
 
佐藤リュウ(59歳)←夫
佐藤バニラ(永遠の20歳)←私
佐藤イブキ(社会人)←長男
佐藤ワタル(福祉施設通所)←次男

 夫佐藤リュウは、平成17年頃(48歳)より、物が二重に見える、手に力が入らない、全身が重苦しく感じる症状があり、会社勤務ができなくなりました。
 若年性のパーキンソン病の疑いとのことで、平成18年(49歳)より神経内科に通院し、平成19年にはパーキンソン病関連疾患と診断名が付きました。
 その後、平成22年 (52歳)、診断名が若年性の「進行性核上性麻痺」に変わりました。
 ずっと自宅より通院していましたが、平成24年4月に自宅外で転倒骨折し、手術入院となってしまいました。入院時、誤嚥性と思われる肺炎も併発していて、現在も入院中です。平成26年11月19日に胃瘻造設しました。
 夫が仕事ができなくなった平成17年時、上の子が小学校6年生、下の子が小学校2年生(多動と自閉で特別支援学級在籍)でした。
 私は、平成19年より、平日フルタイムで仕事しています。たくさんの方のお力をお借りし、生活しています。
 北海道在住です。

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