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2020-02

友人Sさんのお見舞い2ー登山 #リュウ11 - 2012.07.16 Mon

 Sさんとは、若かりし頃、私も含めて、登山やキャンプをしたことがあります。

「・・・登山で遭難しかかったことあった・・・」

か細い声で、リュウが言いました。

「え?」

と、Sさんと私。

 私は記憶をたどっていきました。すると、Sさんが計画した男女6人の日帰りの縦走登山で、途中濃霧に遭遇し、道がわからなくなり、下山時間が何時間も遅くなったことを思い出しました。
 ドライバーとして待機していた友だちが、私たちの到着があまりに遅くて心配になり、入り口に戻っているのではないかと、その日の縦走登山の入り口と出口までを車で行ったり来たりしていたのです。携帯電話もない時代でした。そしてついに警察に通報しようとしていたその時に、私たちが無事、下山してきたのです。心配のあまり、いら立っていた友だちに、私たちは一生懸命理由を話し、あやまりました。友だちもわかってくれ、やっとひと息つけます。

 それから、下山場所近くにある露天風呂に、缶ビールを持ってみんなで入りました。
 その温泉施設のまわりには、何にもなく、大自然の中で、みんなで露天風呂に入りました。
 もう日が暮れていて、真上には、たくさんの星があります。最高です。

 今思うと、登山した後の露天風呂、その組み合わせは、計画を立てたSさんのみんなへのさりげない心遣いでした。年数が経つほど、その気持ちが強くなります。その組み合わせだけでも印象的なのに、濃霧で遭難しかかったというハプニングもあり、私も強く印象に残っています。

「あ!霧で道がわからなくなった!」

と私がすぐ思い出して、言いました。

「うん・・・、露天風呂も入った・・・」

「そういうこともあったな〜」

と笑顔のSさん。

「・・・キャンプもした・・・」

「うん、そうだったね」

とSさんと私。

「あの頃が一番楽しかったなぁ」

とSさん。

「うん」

とリュウと私。

「・・・また、キャンプ行きたい・・・」

とリュウ。

Sさんと私は、ちょっと返答に困りました。

「いきなりは、キャンプは無理だよ、リュウ。まずは、昨日みたいに公園にお散歩とかからだよ。あとはさ、お花見とか。それくらいから始めよう。病院から外出許可もらって」

私が言いました。

「・・・そうだな」

とリュウ。

 他にもたくさん、むかし話しをしました。
 しばし三人は、時間を共有し、独身時代にタイムスリップしました。

 楽しいことで同じ体験をすることって、後で思い出しても楽しい。
 楽しみをその時共有できるのはその場にいた人たちで、後から思い出しても語ることもできるのも、その時一緒に体験した人なんですね。
 若い時の記憶って、最後まで残っているそうだし、若い時に、うんとたくさん経験することって、大切だな〜と思いました。
 それも楽しいこと!
 「遊ぶ」ってこと!




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プロフィール

vanilla

Author:vanilla
「やさしいまなざし」は「Vanilla Web Site」の日記の部分です。

登場人物(平成28年11月現在)
 
佐藤リュウ(59歳)←夫
佐藤バニラ(永遠の20歳)←私
佐藤イブキ(社会人)←長男
佐藤ワタル(福祉施設通所)←次男

 夫佐藤リュウは、平成17年頃(48歳)より、物が二重に見える、手に力が入らない、全身が重苦しく感じる症状があり、会社勤務ができなくなりました。
 若年性のパーキンソン病の疑いとのことで、平成18年(49歳)より神経内科に通院し、平成19年にはパーキンソン病関連疾患と診断名が付きました。
 その後、平成22年 (52歳)、診断名が若年性の「進行性核上性麻痺」に変わりました。
 ずっと自宅より通院していましたが、平成24年4月に自宅外で転倒骨折し、手術入院となってしまいました。入院時、誤嚥性と思われる肺炎も併発していて、現在も入院中です。平成26年11月19日に胃瘻造設しました。
 夫が仕事ができなくなった平成17年時、上の子が小学校6年生、下の子が小学校2年生(多動と自閉で特別支援学級在籍)でした。
 私は、平成19年より、平日フルタイムで仕事しています。たくさんの方のお力をお借りし、生活しています。
 北海道在住です。

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