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2020-04

グルタチオンと神経難病、海外の資料・論文 - 2014.04.03 Thu

 進行性核上性麻痺とグルタチオンの関係ですが、河野先生のブログピックアップのことを全国進行性核上性麻痺の患者・家族会「PSPのぞみの会」のMLに伝えると、Aさんがすぐにグルタチオンと神経難病とのことが書かれている海外の論文のリンク(※のは日本語)をAさんがのぞみの会のMLにアップしてくれました。許可いただいていますので、ここにも記します。私は北海道弁しかわかりませんが、「有効である」と結果が出ている資料もあるそうです。貴重な資料だと思われます。ありがとうございます。
 また、日本ではアンチエイジングでグルタチオン点滴療法が行なわれているクリニックがけっこうあるようだと添えられていましたが、そのことを聞いて私が考えたことは?ご想像の通りです。

 以下、海外の資料、論文です。青い文字をクリックすると別ウィンドウでリンク先が開きます。

Parkinson''s disease: A disorder due to nigral glutathione deficiency?
パーキンソン病:黒質のグルタチオン欠乏による疾患?
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/0304394082903901

Alterations in glutathione levels in Parkinson''s disease and other neurodegenerative
disorders affecting basal ganglia
大脳基底核に影響を与えるパーキンソン病と他の神経変性疾患におけるグルタチオン値の変化
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/8080242

Reduced intravenous glutathione in the treatment of early parkinson''s disease
早期パーキンソン病治療における還元型グルタチオンの静脈内投与
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0278584696001030

●2009年発表の論文
パーキンソン病におけるグルタチオン静脈内投与の無作為化二重盲検パイロット評価
Randomized, double-blind, pilot evaluation of intravenous glutathione in Parkinson''s disease.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19230029

●2013年発表の論文
神経疾患におけるN-アセチルシステイン(NAC):作用機序と治療機会
N-acetylcysteine (NAC) in neurological disorders: mechanisms of action and therapeutic opportunities.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24683506

※グルタチオンとアセチルシステインの関係
参考サイト:http://hobab.fc2web.com/sub2-kasseisanso.htm
c.ヒドロキシルラジカル(HO・)
グルタチオン(glutathione)は、アセチルシステイン(N-acetylcysteine:NAC)から合成される。
N-acetylcysteineを摂取して、細胞内のグルタチオン濃度を高めると、ミトコンドリアや細胞が、活
性酸素の障害作用から、防御される。
N-acetylcysteineは、それ自身、抗酸化作用(antioxidant properties)がある。

●2013年発表の論文
N-Acetylcysteine boosts brain and blood glutathione in Gaucher and Parkinson diseases.
N-アセチルシステインは,ゴーシェ病とパーキンソン病において脳内と血中のグルタチオンを増加させる
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23860343

※ゴーシェ病についてはこちらを参照してください。
 http://www.japan-lsd-mhlw.jp/lsd_doctors/gaucher.html

========
※補足情報1

グルタチオンは,グルタミン酸,システイン,グリシン(いずれもアミノ酸)から成るトリペプチド
(アミノ酸が3分子アミド結合した小分子:オリゴペプチド)で,細胞内に多量に存在する。
臓器によって異なるが,細胞内濃度は一般に0.5〜10mMの範囲と言われており,通常還元型が大部分
を占める。還元型をGSH,酸化型をGSSGと表す。

========
※補足情報2

Alterations in glutathione levels in Parkinson''s disease and other neurodegenerative
disorders affecting basal ganglia
大脳基底核に影響を与えるパーキンソン病と他の神経変性疾患におけるグルタチオン値の変化

脳のどこの部位のグルタチオン値が低下しているかは,疾患によって違ったそうです。
The only change in progressive supranuclear palsy was a reduced level of GSH in the
caudate nucleus (51%).
進行性核上性麻痺での唯一の変化は,尾状核のGSHの低下であった(51%)。


========
※補足情報3

●2013年発表の論文
神経疾患におけるN-アセチルシステイン(NAC):作用機序と治療機会
N-acetylcysteine (NAC) in neurological disorders: mechanisms of action and therapeutic
opportunities.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24683506

こちらの論文は「オープンアクセス」といって,誰でも無料で読める論文です。
残念ながら,PSPもCBDも出てきませんが,英語に強い方はぜひどうぞ。
出てくる疾患は下記のとおり。
spinocerebellar ataxia 脊髄小脳変性症
Parkinson''s disease パーキンソン病
tardive dyskinesia 遅発性ジスキネジア
myoclonus epilepsy of the Unverricht-Lundbor type (進行性家族性ミオクローヌスてんかん)
ウンフェルリヒト・ルントボルク病
multiple sclerosis 多発性硬化症
amyotrophic lateral sclerosis 筋萎縮性側索硬化症ALS
Alzheimer''s disease アルツハイマー病
traumatic brain injury 外傷性脳損傷
cerebral ischemia 脳虚血
cerebrovascular vasospasm after subarachnoid hemorrhage くも膜下出血後の脳血管攣縮


Aさん、ありがとうございます。
PSPをはじめ、神経難病の治療の前進につながったらいいです。



_、
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Author:vanilla
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登場人物(平成28年11月現在)
 
佐藤リュウ(59歳)←夫
佐藤バニラ(永遠の20歳)←私
佐藤イブキ(社会人)←長男
佐藤ワタル(福祉施設通所)←次男

 夫佐藤リュウは、平成17年頃(48歳)より、物が二重に見える、手に力が入らない、全身が重苦しく感じる症状があり、会社勤務ができなくなりました。
 若年性のパーキンソン病の疑いとのことで、平成18年(49歳)より神経内科に通院し、平成19年にはパーキンソン病関連疾患と診断名が付きました。
 その後、平成22年 (52歳)、診断名が若年性の「進行性核上性麻痺」に変わりました。
 ずっと自宅より通院していましたが、平成24年4月に自宅外で転倒骨折し、手術入院となってしまいました。入院時、誤嚥性と思われる肺炎も併発していて、現在も入院中です。平成26年11月19日に胃瘻造設しました。
 夫が仕事ができなくなった平成17年時、上の子が小学校6年生、下の子が小学校2年生(多動と自閉で特別支援学級在籍)でした。
 私は、平成19年より、平日フルタイムで仕事しています。たくさんの方のお力をお借りし、生活しています。
 北海道在住です。

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