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2020-04

「祈り」ーリュウと私の院内散歩。 #リュウ88 - 2014.04.19 Sat

 リュウの手の指は五本あり、その手の動きの役割は色々ありました。でも病気になり役割がだんだん減ってきました。今は、なかなか自分でご飯が食べられません。ディスペースでのカレンダー係もできません。
 リュウの足は二本あり、今現在も歩行が可能です。その役割はおもに、トイレに行ったり、ディスペースでの食事への移動です。

 私は考えました。リュウは歩ける、その役割は自分のためだけ?

 リュウ、夕食後に院内散歩に行こう。そこでリュウは歩行のリハビリして。それで精一杯だよね?私は、お祈りしながらリュウと一緒に散歩するよ。

 それから夕食後にリュウと私、お祈りをしながらの院内散歩が始まりました。コースは、リュウが入院している二階と、他の方が入院している三階です。M病院はエレベーターが各階の端っこに二つあり、一筆書きのようにぐるっとまわって来れるのです。


 「ここの病室の入院患者さんも、いいようになりますように。ここの病室の入院患者さんもいいようになりますように」


 私はリュウと一緒に院内散歩して、ずっと祈っていました。ホスピス病棟も含まれます。もう一年以上経つのでしょうか。

 そんな今月4月のある日のことです。入院費を払いに一階の窓口に行くと、院長先生の通信が目に入りました。そこに、「コウノメソッドも実践する先生が4月1日に誕生した」というような内容のことが書かれていたのです。びっくりしてソーシャルワーカーMさんに連絡し、実践医のT先生と面談することができました。
 T先生が言いました。

「二階の患者さん1人、三階の患者さん1人に、コウノメソッドを御家族の同意のもと試して、歩けなかった患者さんが歩けるように、ほぼ植物状態だった患者さんが、食べられるようになりました」

と。私たちの目の前にコウノメソッドの実践医の先生が突然あらわれたことにもびっくりしましたが、二階と三階の患者さんがよくなったことを知り、

 (リュウとの院内散歩のお祈りが効いた)

と、ただただびっくりしました。まだ驚いていて、なにがなんだかわからない状態です。T先生は、

「この病院の地域の方々が、認知症で困っている方がたくさんいすぎて、どうにかしようと思い、一年かけてコウノメソッドを勉強しました」

とおっしゃいました。

 私は、私たちの目の前に突然あらわれコウノメソッドも実践するT先生に、ぽかーんと口を開けている状態です。 





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プロフィール

vanilla

Author:vanilla
「やさしいまなざし」は「Vanilla Web Site」の日記の部分です。

登場人物(平成28年11月現在)
 
佐藤リュウ(59歳)←夫
佐藤バニラ(永遠の20歳)←私
佐藤イブキ(社会人)←長男
佐藤ワタル(福祉施設通所)←次男

 夫佐藤リュウは、平成17年頃(48歳)より、物が二重に見える、手に力が入らない、全身が重苦しく感じる症状があり、会社勤務ができなくなりました。
 若年性のパーキンソン病の疑いとのことで、平成18年(49歳)より神経内科に通院し、平成19年にはパーキンソン病関連疾患と診断名が付きました。
 その後、平成22年 (52歳)、診断名が若年性の「進行性核上性麻痺」に変わりました。
 ずっと自宅より通院していましたが、平成24年4月に自宅外で転倒骨折し、手術入院となってしまいました。入院時、誤嚥性と思われる肺炎も併発していて、現在も入院中です。平成26年11月19日に胃瘻造設しました。
 夫が仕事ができなくなった平成17年時、上の子が小学校6年生、下の子が小学校2年生(多動と自閉で特別支援学級在籍)でした。
 私は、平成19年より、平日フルタイムで仕事しています。たくさんの方のお力をお借りし、生活しています。
 北海道在住です。

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