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2020-04

S病院H医師の3剤療法を受けられた患者様 - 2014.05.17 Sat

 Mさんから1月にメールをいただきました。
 札幌市内に住む知り合いのご夫婦、60代の旦那様が昨年進行性核上性麻痺と診断され、進行が速いよう。リュウの神経内科の主治医S病院のH医師の受診につなげたいと。
 それから、Mさんはご夫妻にはたらきかけました。私もこういう患者さまがいらっしゃるとH先生に連絡しました。H先生は、「また今のところに通うかもしれないので、必ず紹介状を」とのことで、そのこともお伝えしました。そうして、4月の始めに受診がかないました。Mさんはご夫妻のお宅へ伺いお話しを聞くと、「H先生に一時間以上も診ていただいた!先生に診察していただいてよかった」と嬉しそうだったとのことです。H先生は、三剤療法のお薬を処方しました。
 今週Mさんからまたメールいただき、「ご夫妻にお会いした、三回目の受診を終え、症状も少しずつよくなっている」とのことで、私も嬉しくなりました。そのことをH先生に伝えると、「発症から早い時期に3剤療法を始めたほうが、予後がよいように思います」とのお返事が。そして、3剤療法をひろめるために、日本神経学会学術大会で、「進行性核上性麻痺に対する3系統神経伝達物質補充療法による歩行・起居動作能力評価」とのポスター発表をしてきますとのことでした。

 H先生は、保険料薬のみの3剤療法で、比較的進行をゆっくりにしてくださる先生です。この3剤療法は日本で3人のお医者さんがなさっていて、学会から帰ってきた時に、増えているかもしれないので、もう一度確認してみたいと思います。
 私は昨年札幌で、お二人の患者さまのご家族の方にお会いしたのですが、お二人とも別々の病院で、「進行性核上性麻痺は、治療法も薬もない」と言われたと仰っていました。ワラにもすがりたい気持ちでいる患者家族にとって、治療法も薬もないとは言わず、症状を聞いてくださり、それを何とかしようと手を尽くしてくれるお医者さんは、本当に貴重な存在です。

 H先生ありがとうございます。Mさんも知り合いのご夫婦のこと親身になって受診につなげ、H先生に診ていただいてよかったと言ってもらえ、よかったですね。私も嬉しいです。患者さまもどうかこれ以上、進行しなければいいです~。


 三剤療法については、昨年の私のブログ記事中に出てきますので、そこから引用します。
 「S病院H医師の一年ぶりの受診と、ディサービスGのみなさんと約一年半ぶりの再会! #リュウ69   2013.07.21 Sun」より。以下です。


 薬ですが、H医師は、「三剤療法」という処方をしてくださっていました。私たちは、H医師の薬の処方は普通なんだと思っていたのですが、そうではなかったんだということが最近わかってきました。
 進行性核上性麻痺では、脳の三系統の神経伝達物質の減少が報告されていて、その三つの神経伝達物質を同時に補充する三剤療法というのを、H医師は実行してくれていたのです。
 先生はリュウのほかの進行性核上性麻痺の患者さんにも処方していて、先生は効果がある、と学会でも発表していました。そして、この三剤療法をひろめたいと思っていました。
 三剤とは、三つの種類の薬のことですが、ひとつ目は、ドパミンが減少するので、それを増やす目的の薬です。レボドバ含有薬(パーキンソン症状の薬)で、主な商品名は、メネシット、マドパー、ネオドパストンです。
 ふたつ目は、ノルアドレナリンが減少するので、それを増やす目的の薬、ノルアドレナリン補充薬(パーキンソン症状の薬)で、商品名はドプスです。
 みっつ目は、アセチルコリンが減少するので、それを増やす目的の薬、認知症薬で、商品名は、アリセプト、レニミールなどです。そしてその割り合いというのもH医師は工夫されているのでした。
 先生は20例以上の進行性核上性麻痺の患者さんを診ていて、その方達に三剤療法をされていて、結果的に、一般的な進行度合いよりも遅いと実感していて、その結果を学会で発表していました。



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Author:vanilla
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登場人物(平成28年11月現在)
 
佐藤リュウ(59歳)←夫
佐藤バニラ(永遠の20歳)←私
佐藤イブキ(社会人)←長男
佐藤ワタル(福祉施設通所)←次男

 夫佐藤リュウは、平成17年頃(48歳)より、物が二重に見える、手に力が入らない、全身が重苦しく感じる症状があり、会社勤務ができなくなりました。
 若年性のパーキンソン病の疑いとのことで、平成18年(49歳)より神経内科に通院し、平成19年にはパーキンソン病関連疾患と診断名が付きました。
 その後、平成22年 (52歳)、診断名が若年性の「進行性核上性麻痺」に変わりました。
 ずっと自宅より通院していましたが、平成24年4月に自宅外で転倒骨折し、手術入院となってしまいました。入院時、誤嚥性と思われる肺炎も併発していて、現在も入院中です。平成26年11月19日に胃瘻造設しました。
 夫が仕事ができなくなった平成17年時、上の子が小学校6年生、下の子が小学校2年生(多動と自閉で特別支援学級在籍)でした。
 私は、平成19年より、平日フルタイムで仕事しています。たくさんの方のお力をお借りし、生活しています。
 北海道在住です。

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