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2020-04

三剤療法を受けるには〜グァテマラのYさんの挑戦。 - 2014.09.24 Wed

 夫は進行性核上性麻痺になってからずっと近所の神経内科医H医師の処方で「三剤療法」を受けています。この処方は、転院した現在のM病院でも有効です。平成18年から三剤療法のH医師にかかっていて、この療法のみは平成25年まで続きました。7年間保険薬のみの三剤療法のみです。
 でも大きく調子が落ちてきてしまい、いつかは限界が来るのでは?と感じた私は平成25年にコウノメソッドの米ぬか(フェルラ酸)のサプリメントを購入し飲んでもらい調子が上向きに、でもまた大きく調子が落ちてきて平成26年にはグルタチオン点滴療法を受けさせていただくように。そしてまたいくらか復活。しかし大きな波小さな波を繰り返しながら進行して行くのが現実です。でも今現在もベースは三剤療法というのは変わらないです。

※治療の効果には個人差があると思います。参考までに。

 この三剤療法ですが、日本で今現在二人しかお医者さんが実践されていません。札幌のH医師と、千葉県のY医師です。

三剤療法とは〜H医師より

「進行性核上性麻痺では身体症状(姿勢障害・眼球運動障害・頚部体幹の固縮など)と認知症状(判断力など高次機能は保たれているのに活性化が遅いタ イプ)が特徴的です。病変の首座は脳幹から大脳基底核にあり、ドパミン・ノルアドレナリン・アセチルコリン・セロトニンなどの神経伝達物質を放出する長距 離投射ニューロンの機能低下があることは基礎的な研究から明らかです。PSPを早期に診断し、早期に3系統神経伝達物質補充療法に入れれば、脳の機能をあ る程度の期間保持することは可能ではないかと考えています。

また、3系統の神経伝達物質を補充してすぐに良くなるものでもなく、安定し た効果が感じられるのには、最短でも2週間、通常1-2ヶ月かかるのも この治療法の特徴と考えています。ドパミン・ノルアドレナリン・アセチルコリンがバランスよく補充されてから、神経細胞同士の連絡がゆっくり改善して行く のではないかと思います。難しい言葉で神経の可塑性(かそせい)と呼ばれる現象です。

これまで治療法がないといわれてきましたが、こ れまでに行われた治験はすべてといって良いくらい単剤での治験でした。製薬会社主導で行われる治験 は、どうしても自社の薬剤に限られるからではないかと思います。他社の製品を販売促進するようなことは、会社ではできないのではないでしょうか。それが多 剤併用療法が行われなかった理由ではないかと考えています」


 グァテマラのYさんのお父さんは日本在住。進行性核上性麻痺をわずらい、Yさんがたどり着いたのが私のブログ。お父さんの住んでいるところからもコウノメソッドの先生にかかりました。でもやっぱり進行してきて(この病気は一筋縄ではいきません・・・)私にメールが来て、「どうしてもコウノメソッドにくわえ、三剤療法を受けさせてあげたい」とのこと。私もどうしたらいいのかわからなく、H医師に連絡をし、以前送って下さった三剤療法の学会抄録をYさんに送付することに。それをYさんのお父さんがかかるお医者さんにどうにかして見てもらい、この療法で効果があるらしいからこれを受けたいと伝えることに。そのお医者さんが、H医師にコンタクトを取れれば、H医師からコツも教えてもらえるとのことでH医師の確認も取れました。その後もコウノメソッドの先生もグルタチオン点滴の量を増やしたりして一生懸命対応してもらっています。

 Yさんの熱意がすごくて、私はただただ感激するばかり。そうして、他のみなさんにも道を作って下さいました。
 私は、三剤療法が普及するには、H医師が学会で発表して広める以外にないと思っていたのですが、ご家族の人がH医師の三剤療法の学会抄録を持って、今かかっているお医者さんに、「この療法が効果があるみたいだから受けてみたい、この療法をやっているH医師に連絡をするとコツも教えていただけるみたい」と言ってみることも可能に。

 H医師から、個人的に希望があれば(私に)、「三剤療法の学会抄録をお見せしてもいい」その上希望であればご家族の方が「患者さんがかかっている先生にお見せしてもいい」「もしもその先生から連絡いただけたらコツもお伝えできます」との確認いただいています。
 ブログのパソコン表示で左下の封筒をクリックして私にメールいただけたら、三剤療法の学会抄録を添付して返信します。

 グァテマラのYさん、H医師、この度は本当に本当にありがとうございます。

 H医師の三剤療法の学会抄録のことを私のブログで初めて書いたブログ記事は、2013年7月21日の「S病院H医師の一年ぶりの受診と、ディサービスGのみなさんと約一年半ぶりの再会! #リュウ69」です。



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プロフィール

vanilla

Author:vanilla
「やさしいまなざし」は「Vanilla Web Site」の日記の部分です。

登場人物(平成28年11月現在)
 
佐藤リュウ(59歳)←夫
佐藤バニラ(永遠の20歳)←私
佐藤イブキ(社会人)←長男
佐藤ワタル(福祉施設通所)←次男

 夫佐藤リュウは、平成17年頃(48歳)より、物が二重に見える、手に力が入らない、全身が重苦しく感じる症状があり、会社勤務ができなくなりました。
 若年性のパーキンソン病の疑いとのことで、平成18年(49歳)より神経内科に通院し、平成19年にはパーキンソン病関連疾患と診断名が付きました。
 その後、平成22年 (52歳)、診断名が若年性の「進行性核上性麻痺」に変わりました。
 ずっと自宅より通院していましたが、平成24年4月に自宅外で転倒骨折し、手術入院となってしまいました。入院時、誤嚥性と思われる肺炎も併発していて、現在も入院中です。平成26年11月19日に胃瘻造設しました。
 夫が仕事ができなくなった平成17年時、上の子が小学校6年生、下の子が小学校2年生(多動と自閉で特別支援学級在籍)でした。
 私は、平成19年より、平日フルタイムで仕事しています。たくさんの方のお力をお借りし、生活しています。
 北海道在住です。

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