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2020-04

中学生向き「今、日本で起きていること」 - 2015.06.29 Mon

 先日の「えほん 障害者権利条約」の中に出てくる『国連は、国際障害者年(1981年)に関連して「一部の構成員をしめだす社会は弱くもろい」と決議しました。言いかえれば、障害のある人が住みやすい社会は、だれもが住みやすい社会ということになります。バリアフリーという考え方が広がれば、障害のある人が移動しやすくなるばかりではなく、みんなが便利になるはずです。障害のある人の社会参加度は、そのまますべての人のくらしやすさ度につながるのではないでしょうか』という箇所がありました。
 これは政治参加についても同様だと思います。今国会で安保法案が問題になっていますが、なぜかより難しく難しく、と思います。難しくすればするほど、政治参加できる人が限られてきます。どうにかやさしく理解しやすい方向に向かって欲しいと思います。私も本当に非常に助かります。

 以下、フェイスブックで知った民主党衆議院議員のたまき雄一郎氏の「今、日本で起きていること」(6月27日アップ)というブログ記事の転載です。



『立憲主義』って一体、何ですか?と地元の中学生数人に聞かれたので、中学生にも分かるように、説明してみたいと思います。



『立憲主義』とは、一言でいうと、国民の自由・権利を守るために、憲法で権力を持つ人の行動をしばることです。



まだ、難しいですかね?



もし憲法が、その時々の総理や官僚によって勝手に解釈、変更できるようになれば、どうなるでしょう?



例えば、権力を持つ人が正しいと考えることだけを認め、違う意見を言う人は逮捕する、そんな世の中だったら絶対嫌ですよね?



でもわずか70年前の日本では、そんな状況がたくさんあったのです。例えば「その政策はまちがっている」そう言っただけで、人は逮捕、投獄されました。



そんなことにならないように、憲法で政治家や公務員の勝手な行動をしばっておこうという考えが『立憲主義』なのです。



今、安倍総理は「世界情勢の変化にあわせて憲法解釈を変えるのがむしろ当然で、それをやらない方が無責任だ」と言っています。



こうした総理の発言はニュースなどでも取り上げられましたが、私は実際にその場で発言を聞いていて、こんなことが起こっていること自体に、背筋が凍る思いでした。



これは、『立憲主義』の考え方から完全に外れています。憲法解釈を自由に時の政権の考えで変える、それは、越えてはいけない一線を越えてしまっているのです。



そして、『立憲主義』の考えを無視してつくられている、この「平和安全法制整備法案」の何が問題なのか説明しましょう。中学生の皆さんにも分かるように、できるだけシンプルに書こうと思います。



まず「国を守るため」と安倍総理は声を大にして言っていますが、他国が日本に攻撃してくれば、自衛隊は今の憲法でも十分戦うことができます。



国会で通そうとしている「平和安全法制整備法案」は、

1.「日本が攻撃されていないのに自衛隊が戦えるようにする」

2.「自衛隊を海外のどこにでも派遣できるようにする」

これらが主な内容です。



厳しい世の中になっているのだから、日本もアメリカなどと一緒に戦わなければならないという理論です。



でも本当にそうでしょうか?



厳しい世の中になっているからこそ、日本と日本人の命を守るために、他国の戦争には軽々しく加担しないことが、本当は大切なのではないでしょうか。



それが、私がかつて外交官として世界を見て回って肌で感じた、日本が取るべき最良の策だと信じています。



誤解して欲しくないのは、それは、何もしないこととは違います。



外交、調停、災害援助、崩れてしまった国を立て直す、病気を撲滅する…武力ではなく、積極的に平和に貢献できる方法はたくさんあります。



特に日本は宗教戦争を経験していない珍しい立場の先進国であるからこそ、欧米諸国にはできないことがあるのです。



日本には、これまで歴代の政権が築きあげてきた平和国家の「信用」という財産があります。それを活用して日本独自の貢献ができるはずです。そして、そういう日本の姿勢が最終的に国民に安全をもたらすのです。



米国の後をついていって戦争に加わって、本当に日本は安全になるのでしょうか?私は、米国の議員とも話をしますが、日本は米国とは違う役目を果たせると意見する議員もいます。



でも、中学生のみなさんには、この話、どちらが正しいのかすぐに判断するのは難しいかもしれません。ただ、これだけは忘れないでください。

「いい戦争というのは絶対にない」ということです。



武器を持って海外に出ていけば、自衛隊の皆さんが死んだり傷ついたりする危険は高まります。そして、何の罪もない他国の市民を悲惨な戦いに巻き込んでしまう危険も高まります。



総理や大臣という偉い人たちから「外国からの危機が迫っている」「戦える準備をするのが当然だ」そんなふうに不安を煽(あお)られれば、その通りだと思うかもしれません。



でも、聞いて下さい。



私は、かつて外務省で働いていました。その時に、中東やアフリカを担当していました。中東和平の支援が私の仕事でした。ヨルダンのアブドラ国王やリビアのカダフィ大佐とも直接会って話をしたこともあります。



また、米国のハーバード大学のケネディスクールに留学したときには、世界中から集まった仲間たちと政治や外交を研究しました。



だからこそ、今の世界の問題点もよく理解しているつもりです。そして平和を維持することの難しさも。



平和はつくらなければいけません。

でも、この法案では、平和はつくれない。

法案名に「平和」とついていますが、逆に、日本と日本人の安全を損なうおそれがあります。



私は、これまで日本が世界から受けてきた平和国家としての信用を守りぬき、それで戦いたいのです。こんなに大切で尊い国の財産はないからです。



子どもを親を配偶者を恋人を、殺された怒りは世代を超えて必ず連鎖します。



他国の戦争についていけば、必ず日本も「敵」になります。敵になればいつか必ず日本でもテロが起こります。これこそ、まさに新しい変化の本質なのです。



もう一度言います。



武力ではなく、人道支援など、苦しんでいる人たちが平和に安全に暮らせる状態にすることに積極的に貢献することが、日本国民の安全を守ることにつながるのです。



最後に、『立憲主義』と同じく、中学生の皆さんにもうひとつ知っておいてもらいたいことがあります。



前回の選挙でアベノミクスという経済政策を訴えた自民党は圧勝しました。その結果、今、どんな法案でも数の力で強行採決できる状態にあります。民主主義は多数決ですから、安保法案もこのままでは通ってしまいます。



今できることは、多くの皆さんに、たとえ一人であっても、おかしい!との声をあげていただくことではないかと思います。自民党の中でもそう思っている人は、本当はたくさんいると私は信じています。



もし皆さんのまわりに、よく分からないと言っている大人がいれば、どうか『立憲主義』がなぜ大切なのか、説明してあげてください。



皆さんの将来に大きくかかわる問題です。知らなかったでは、すまされない。あなたたちの問題なのです。



私も、がんばります。

「今、日本で起きていること/玉木雄一郎」より

ほかに、仙台のあやめ法律事務所の「民主主義と立憲主義のはなし」も中学生向きです。



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Author:vanilla
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登場人物(平成28年11月現在)
 
佐藤リュウ(59歳)←夫
佐藤バニラ(永遠の20歳)←私
佐藤イブキ(社会人)←長男
佐藤ワタル(福祉施設通所)←次男

 夫佐藤リュウは、平成17年頃(48歳)より、物が二重に見える、手に力が入らない、全身が重苦しく感じる症状があり、会社勤務ができなくなりました。
 若年性のパーキンソン病の疑いとのことで、平成18年(49歳)より神経内科に通院し、平成19年にはパーキンソン病関連疾患と診断名が付きました。
 その後、平成22年 (52歳)、診断名が若年性の「進行性核上性麻痺」に変わりました。
 ずっと自宅より通院していましたが、平成24年4月に自宅外で転倒骨折し、手術入院となってしまいました。入院時、誤嚥性と思われる肺炎も併発していて、現在も入院中です。平成26年11月19日に胃瘻造設しました。
 夫が仕事ができなくなった平成17年時、上の子が小学校6年生、下の子が小学校2年生(多動と自閉で特別支援学級在籍)でした。
 私は、平成19年より、平日フルタイムで仕事しています。たくさんの方のお力をお借りし、生活しています。
 北海道在住です。

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