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2020-02

「三剤療法」と「コウノメソッド」は違います。 - 2015.10.24 Sat

 私のブログで「三剤療法」と「コウノメソッド」の進行性核上性麻痺の治療法が出てくるので、一緒かと思われる方がいらっしゃいますが、この二つの治療法は違います。私は患者の家族で医療の専門の知識はないので、細かいところは間違っているかもしれませんが、きっかけや取っ掛かりになればいいと思うので、二つの治療法の違いと受診の仕方をアップします。他にも治療法やこういう先生がいますよとの情報があったらお知らせくださいね。

 進行性核上性麻痺の専門医は、神経内科の先生。「三剤療法」は神経内科の先生がやられていて、薬も保険薬です。CTとかMRIの画像検査もするし、症状等から慎重に進行性核上性麻痺を診断します。
尚、進行性核上性麻痺は初期にはわかりづらく、違う病名の場合があります。画像での特徴も初期ではわからない場合もあります。夫の神経内科の主治医H医師は、初期にPSPと見当を付けていたそうで、「二剤療法」で治療してくれていました。
 「三剤療法」の三剤とは、1認知症の薬(認知症状がない場合でも使うことがあります。アセチルコリンの減少が見られるので補充。レミニールなど)、2ドパミンの減少が見られるので補充する薬(パーキンソン病の薬、メネシット等)、3ノルアドレナリンの減少が見られるので補充する薬(パーキンソン病の薬、ドプス等)です。三種類あるので薬の量は多いです。「二剤療法」では2、3の薬になります。
 劇的効果というよりも徐々に効いてきて、その効き目も自覚できる場合もあれば、後から振り返ってみて、進行がゆっくりだなぁと思うような感じだと思います。日本で二、三人しかこの治療法をする先生がいません。でも、今年ついに論文が通ったこと、論文が表彰されたこともあり、チャレンジする先生が増えているそうです。H医師から情報をいただいたら、お伝えしたいです。夫は7年間、H医師の三剤療法の保険薬のみの治療でした。有意義な時間を過ごすことができました。感謝しています。H医師は、早くからかかられることをと仰っています。

 「コウノメソッド」は、名古屋の内科で認知症専門医のお医者さん河野和彦先生がつくった(ている)治療法で、認知症の治療が主です。進行性核上性麻痺はパーキンソン症状の他に、途中から認知症状(前頭葉の障がいによる)が出ることがありますので、コウノメソッドも当てはまると思います。
 夫に認知症状が出てから、河野先生のブログでコウノメソッドを知りました。私が河野先生のブログを見始めた時は、この病気の話題がなかったと思うのですが、ここ何年かでたくさん出てくるようになりました。ありがとうございます。
 進行性核上性麻痺の本当の確定診断というのは、組織を調べないとわからないそうで、生きている間は無理です。PSPを診断されていた患者さんが亡くなった後調べてみると違う病気だったという例もあります。
 それならば、病名も尊重するけれども、今現在問題になっている症状を主眼に改善しようというものです。
 進行性核上性麻痺では、一日中眠くなったり、手足の動きが悪くなったりします。そういう場合、もっと元気に、もっと手足の動きもよくなったらいいですよね。趣味もできるようにもっと元気にには、コウノメソッドではうつ病の薬ではなく認知症の薬のリバスタッチとか、もっと手足の動きがよくなったらいいには、グルタチオン点滴という風に、患者さんの体と対話しながら薬を処方してくれます。
 その他に、認知症状に効果があるというサプリメント(フェルガード)も推奨しています。三剤療法が保険薬のみに対して、コウノメソッドは、保険薬以外に、グルタチオン点滴(自由診療。ですが良心的な料金)やサプリメント(フェルガード)での治療もある場合があります(患者がそれはいいですという場合にはありません)。
 河野先生のブログでは劇的効果も紹介されていて、即効性がある場合も。でもそうでない場合もあると思うのですが、ブログでは紹介されてはいません。どんな治療法も個人差はあると思います。
 夫は「あぁもう三剤療法も効かなくなってきたのかな?」と思ったM病院入院中に、フェルガードを試し、今も摂っています。それから、週一回のグルタチオン点滴も。それぞれ効果はあると思います。が、根本治療ではないのでやっぱり進行していきます。M病院での主治医はコウノメソッドのT先生(内科、漢方の先生)です。
 河野先生のブログでのPSP特集です。「ドクターコウノの認知症ブログ PSP特集」

 「三剤療法」プラス「コウノメソッド」。
 夫の今現在の治療法は、「三剤療法」プラス「コウノメソッド」という風になります。両方ブログに出てくるので、同じものかな?と思われる方もいると思います。

 いずれにしても、根本治療ではありません。
 でも、どちらの先生も患者家族の声に耳を傾けてくれ、一生懸命治療してくれようとするので、嬉しいです。感謝しています。ただ、三剤療法をやってくれる先生が少ないので、近くにいなければ、三剤療法の論文を主治医に読んでもらって、「この治療法を受けたい」という努力も必要になるかもしれません。その時は、私もお手紙書きます。連絡下さい。あとTさんの様に、北海道に来て入院してお薬を合わせて、かかりつけの先生に引き続き診ていただくという方法もあります。今後、三剤療法をやってくれる先生も増えてくる可能性がありますので、H医師に聞いてみたいので、お住いのところを教えて下さい。

 コウノメソッドの先生は全国にたくさんいます。ただ、神経内科の先生だけではありませんので、「この病気は今まで診たことがないです」と断られた患者さんもいらっしゃって、メールいただいたことがあります。ですから、名古屋の河野先生の病院に患者さんあるいはご家族が受診して地元でPSPを診てくださるコウノメソッドの先生を紹介してもらったり(神経内科の先生や、神経内科の先生じゃなくても診てくれる先生)、ブログを公開しているコウノメソッドの先生のブログを読んでみるのも参考になるかと思います。
 ※いまかかっている神経内科の先生のところに再び通うことも考えて、紹介状を書いてもらったほうがいいと思います。

河野先生の病院(名古屋フォレストクリニックのホームページ)
河野先生のブログ「ドクターコウノの認知症ブログ」

岩田先生の病院(愛知県名古屋)
岩田明先生のブログ「ドクターイワタの認知症ブログ」

平山貴久先生の「鹿児島認知症ブログ」(鹿児島県)

「新横浜フォレストクリニック」(神奈川県横浜)
「新横浜フォレストクリニック院長ブログ」

「笠間の診察室から」(茨城県)

 他にも治療法やこういう先生をを知っている、ここまでの情報ならインターネットで公開しても大丈夫という方は教えて下さいね。

 あと今までも少なからずの方が連絡くださって、それぞれの治療までできたのかどうか、できた後もどうなのか、たまに気にしていますが、余裕がなくこちらから連絡できなくてすみません。

 早く根本治療できるようになるといいですね。






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vanilla

Author:vanilla
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登場人物(平成28年11月現在)
 
佐藤リュウ(59歳)←夫
佐藤バニラ(永遠の20歳)←私
佐藤イブキ(社会人)←長男
佐藤ワタル(福祉施設通所)←次男

 夫佐藤リュウは、平成17年頃(48歳)より、物が二重に見える、手に力が入らない、全身が重苦しく感じる症状があり、会社勤務ができなくなりました。
 若年性のパーキンソン病の疑いとのことで、平成18年(49歳)より神経内科に通院し、平成19年にはパーキンソン病関連疾患と診断名が付きました。
 その後、平成22年 (52歳)、診断名が若年性の「進行性核上性麻痺」に変わりました。
 ずっと自宅より通院していましたが、平成24年4月に自宅外で転倒骨折し、手術入院となってしまいました。入院時、誤嚥性と思われる肺炎も併発していて、現在も入院中です。平成26年11月19日に胃瘻造設しました。
 夫が仕事ができなくなった平成17年時、上の子が小学校6年生、下の子が小学校2年生(多動と自閉で特別支援学級在籍)でした。
 私は、平成19年より、平日フルタイムで仕事しています。たくさんの方のお力をお借りし、生活しています。
 北海道在住です。

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