ブログパーツ

2017-11

食事用テーブルにリュウの名札が付いた! - 2016.01.28 Thu

 最近、ディスペースに個人用の食事用のテーブル(可動式でベッド上やベッドサイドでも使えるやつ)が見当たらないことが多いです。
 それがないとディスペースでのテレビの横のソファーといういつもの定位置で食事を摂ることができません。
 そういう時は、看護師さんや介護福祉士さんに言って、探して持ってきてもらうのですが、最近はみんな使っているようで、ないと言われることがあります。

 今日も?今日も?

 仕方がないねと思って、空いていた二つくっついた状態で四人掛けの大きいテーブルの一つを移動し、代わりにしていますが、大きくて目立ちます。それはそれで広くていいのですが・・・。

 ベッドから移動してここで食事をするようになったのには理由があります。
 前のS病院での食事風景がいいな〜と思って、その真似をしているのです。
 寝る場所のベッドから起き上がり、靴を履いて立ち上がり、途中トイレに寄り、食事をする場所に移動する。「目的」があって、足や手や目を使っています。患者さんや家族、スタッフの人と自然と交流できる場であるので、それもいいな〜と思いました。
 ですから、M病院に転院してすぐにそのことを当時の主治医(Mドクター)とMソーシャルワーカーさんとの面談で宣言し、最初からディスペースに移動しています。
 スタート時、四人掛けの大きいテーブルがあってそこに座ろうかと思ったのですが、なぜか私が落ち着きません。テレビを見るにはちょっと遠いし、後ろが廊下になっていて、私はそれが気になるのかな???
 その時目に入ったのがテレビの横のソファーです。窓側の壁にくっついたそのソファーに座ってみると、何かすごくしっくりきます!

 ここだ!これからここで食事を摂ろう。夕食時いつも二人で並んでこのソファーに座るようになりました。今は、リュウが座った時からだが傾くのを支えるクッションを置くので、幅の広いこのソファーじゃないと食事が摂れません。

 それから約3年半経ちました。
 色々な物語りがありました。
 リュウが私のために朝食のパンを一個残してくれたのもここ。
 まゆみナースが私の誕生日のサプライズとして、手作りのお花と二階の看護師さん、院長先生、Mドクターの寄せ書きをリュウの手に持たせて渡してくれたのもここ。
 そのまゆみナースが南の島に結婚のため行き、結婚式に参加した二人の看護師さんから、その時の写真を見せてもらったのもここ。
 S看護師さんがリュウにカレンダー係を任命してくれ、リュウ専用のカレンダーを作ってくれたのもここ(今は手が動かなくてできません)。
 停電になり真っ暗になったのもここ。
 ワタルの幼稚園のO先生に偶然会ったのもここ。
 ワタルの養護学校高等部の担任の先生に偶然に会ったのもここ。
 イブキ、ワタルとリュウがここで昼食を食べ終わるのを待って、みんなで四階の談話コーナーに移動しておやつを食べに行ったり。
 勤労ちゃんが手作りのお料理を持ってきてくれたり。

 きんさん、ぎんさんやご家族の方にも会ったのもここ。
 I夫妻に会ったのもここ。
 笑ったり、泣いたりのたくさんの患者さん、ご家族さんに会いました。
 
 嬉しい再会(?)も。
 退院していった患者さんが、また入院してくることがあるのです。
 今はTさんがそう。
 私たちを覚えていてくれて、「また会った」とお話してくれます。

 リュウ、夕食時のテーブルがないことが最近多いね。
 仕方ないね。
 リュウは胃瘻で食事は夕食の一回だけだし、三回摂っている人に優先的に貸してあげようね。

 でもずっと続くようだったらそのうち私がなんとかするね。だってリュウのために何かするのは私しかいないからね。

 そんな今週のある日、ディスペースにリュウと行ったら、食事用のテーブルに手書きでリュウの名前が貼ってありました。

 それを見た瞬間、私の目から涙がぽとり、ぽとり。

 S看護師さんの字です。

 S看護師さんに「テーブルがない」と伝えたことはないので、私たちのこと見ていてくれたんですね。S看護師さんを見つけ、

「テーブルに名前が」

と言いました。すると、

「私がイヤなんだ。リュウさんが使うのに、みんな持っていくから。使って」

とS看護師さん。

 ありがとう。





↑再会したTさんからいただいた初物のスイカ。



関連記事

トラックバック

http://vanilla2984.blog26.fc2.com/tb.php/740-33b93f27
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

親の会で「サケのふるさと 千歳水族館」のバックヤードツアーへ «  | BLOG TOP |  » 「車の耳」

医療講演会配布資料

最新記事

雪景色に。 Nov 21, 2017
リュウのお誕生日の日に病院でケーキ。 Nov 21, 2017
「一風堂」の選挙割のラーメン食べた。 Nov 21, 2017
スマホからPDFをプリントする方法。 Nov 12, 2017
全国「進行性核上性麻痺」の患者・家族会PSPのぞみの会北海道地区交流会開催。 Nov 12, 2017
「てんかん発作下着で予兆察知」北海道新聞。 Nov 07, 2017
リュウのお誕生日お祝いに温泉一泊(バリアフリーホテルあすなろ)。 Nov 05, 2017
ワタル自分でおにぎりを作る。 Nov 01, 2017
札幌市でヘルプマーク配布へ。 Oct 30, 2017
ラーメン「一風堂」で選挙割。 Oct 21, 2017

プロフィール

vanilla

Author:vanilla
「やさしいまなざし」は「Vanilla Web Site」の日記の部分です。

登場人物(平成28年11月現在)
 
佐藤リュウ(59歳)←夫
佐藤バニラ(永遠の20歳)←私
佐藤イブキ(社会人)←長男
佐藤ワタル(福祉施設通所)←次男

 夫佐藤リュウは、平成17年頃(48歳)より、物が二重に見える、手に力が入らない、全身が重苦しく感じる症状があり、会社勤務ができなくなりました。
 若年性のパーキンソン病の疑いとのことで、平成18年(49歳)より神経内科に通院し、平成19年にはパーキンソン病関連疾患と診断名が付きました。
 その後、平成22年 (52歳)、診断名が若年性の「進行性核上性麻痺」に変わりました。
 ずっと自宅より通院していましたが、平成24年4月に自宅外で転倒骨折し、手術入院となってしまいました。入院時、誤嚥性と思われる肺炎も併発していて、現在も入院中です。平成26年11月19日に胃瘻造設しました。
 夫が仕事ができなくなった平成17年時、上の子が小学校6年生、下の子が小学校2年生(多動と自閉で特別支援学級在籍)でした。
 私は、平成19年より、平日フルタイムで仕事しています。たくさんの方のお力をお借りし、生活しています。
 北海道在住です。

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

↑クリックするとNo.1(2012/6/23)からの一覧が表示されます。ブログ内検索(「三剤療法等)もここでできます。

リンク

ドクターコウノの認知症ブログ

↑名古屋フォレストクリニックの河野和彦先生の情報発信。認知症状がある人にお勧め。月曜日更新。

リンク

↑意思伝達を助けるためのサイトです。

カテゴリー

勤労ちゃん専用掲示板

勇気のある他の方もどうぞ〜。

老眼の方のための大きくて見やすい掲示板はここをクリックしてください。

月別アーカイブ

ブログをお知らせした方々

(順次お知らせしています)

▶リュウ、イブキ、ワタル
▶S病院H医師
▶リュウの家族親戚、近所の方々、友人S田さん、友人I田さん、友人Tさん、友人Oさん
▶私の家族、友人Tさん、友人Sさん、友人O夫妻
▶S医師
▶私の職場上司
▶W社長、U本さん
▶イブキママ友
▶リュウのケアマネージャーKさんとS看護師さんをはじめ訪問看護のみなさん、リュウのデイサービスGのYさんとスタッフの方々
▶癌で闘っている同級生P君とG先生と仲間たち
▶ADHDのお子さんのママでありご自身が癌で闘っている同級生のKちゃん
▶奥さんがリュウと同病である短大のK先生とゼミのみんな
▶ワタルの幼稚園時代の先生方、小学校時代の先生方、中学校時代の先生方、児童会館の館長Iさんと職員の方々、訪問介護ステーションMのKさんとスタッフの方々、ヘルパーTさん、児童デイサービスHのスタッフのみなさん、ケアサービスステーションKのMさん、NPO法人WのMさん、児童ディサービスSのYさん
▶特別支援学級のママたち
▶私のたくさんの友人
▶進行性核上性麻痺の患者・家族の会のPSPのぞみの会のみなさん

バニラ宛メール

↑上の封筒をクリックすると各々のメールフォームが開きます。そこからメール送れますが、不都合がある場合は、walnuts65♫gmail.comコピーし「♫」を「@」に置き換えて、お好きなメールフォームから送信してください。

フリーエリア