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2020-02

カレンダー係りに後継者が。 - 2016.05.15 Sun

 M病院に入った時、MドクターとMソーシャルワーカーさんに私が伝えたことです。最初だから(?)と思って、何でも(?)伝えました。

 「S病院の食事の風景が良かった。病室から出てこれる人は出てきて集まって食事をとった。その際、患者さんもご家族の方も看護師さんや介護福祉士さんもみんなが会話していた。音楽もかかっていた。食事をとるためにそこまで歩いて、あるいは移動して、そこで食べる。目的があって足や手や口を使う。気も遣う。リハビリも大事だけどリハビリじゃない目的のために自分の体や頭をつかう機会が欲しい。私も考えたいが病院でもできるだけ(ちょっとだけでも)目的を持たせてもらうことはできないか」

と。

 それからしばら〜くしたある日のことです。いつも食事をとっているディスペースに、手作りのカレンダーが設置されていました。S看護師さんがリュウのために作ってくれたのだそう(私が最初にドクターに伝えたものを聞いたのかどうかは確認していないのでわかりません)。毎日交換するものです。
 S看護師さんからリュウがカレンダー係りに任命されました(リュウ、カレンダー係りに任命される)。涙が出るくらい嬉しかったです。リュウに役割ができました。カレンダーがなかったディスペースにそれができて、リュウがみなさんのために日付けを合わせるのです。リュウもプレッシャーを感じていましたけど、頑張って取り組んでくれていました。

 S看護師さんに感謝、感謝。ありがとうございました。

 でもだんだんできなくなってきて、いつの間にかやらなくなってしまいました。私も気が付いた時はカレンダーを合わせていたのですが、それも忘れたり。

 ところが先週の木曜日のことです。いつもディスペースで一緒に食事をとっているYさんが食事の後、カレンダーを合わせてくれていたのを見たのです。
 
「あれっ!最近カレンダーYさんが合わせてくれていました?このカレンダー、夫のために看護師さんが作ってくれたんですが、できなくなってずっと合わせてなかったのですが」

「うん。私が合わせていました。だって誰も交換しないから」

「そうでしたか!ありがとうございます!」

 Yさんは片手が動かない様です。動く方の手で合わせてくれていました。

 リュウ、カレンダー係りの後継者だね、よかったね。患者さんに引き継がれているよ。リュウもまた手が動いてできるようになればいいね。


↑次の日に合わせてくれたカレンダーと車イスに乗っているYさん。



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プロフィール

vanilla

Author:vanilla
「やさしいまなざし」は「Vanilla Web Site」の日記の部分です。

登場人物(平成28年11月現在)
 
佐藤リュウ(59歳)←夫
佐藤バニラ(永遠の20歳)←私
佐藤イブキ(社会人)←長男
佐藤ワタル(福祉施設通所)←次男

 夫佐藤リュウは、平成17年頃(48歳)より、物が二重に見える、手に力が入らない、全身が重苦しく感じる症状があり、会社勤務ができなくなりました。
 若年性のパーキンソン病の疑いとのことで、平成18年(49歳)より神経内科に通院し、平成19年にはパーキンソン病関連疾患と診断名が付きました。
 その後、平成22年 (52歳)、診断名が若年性の「進行性核上性麻痺」に変わりました。
 ずっと自宅より通院していましたが、平成24年4月に自宅外で転倒骨折し、手術入院となってしまいました。入院時、誤嚥性と思われる肺炎も併発していて、現在も入院中です。平成26年11月19日に胃瘻造設しました。
 夫が仕事ができなくなった平成17年時、上の子が小学校6年生、下の子が小学校2年生(多動と自閉で特別支援学級在籍)でした。
 私は、平成19年より、平日フルタイムで仕事しています。たくさんの方のお力をお借りし、生活しています。
 北海道在住です。

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