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2020-02

プリズムレンズのメガネを新調することにしました。 - 2016.05.31 Tue

 今月メガネ屋さんからハガキが届きました。「(リュウさんが)当店でメガネをお作りいただいてから早いものでまもなく10年経ちます」という内容でした。



 このメガネ作ってから、10年経つんだ〜!

 そんなことを思ったあと、10年前のことを思い出しました。「物が二重に見える」、ということで近所の眼科を受診。そこでは斜視なので、もうちょっと大きい病院をと紹介状を出され、そこを受診。そこでまた斜視の専門医をとのことで紹介状を出されそこを受診。やっとたどり着いたところは札医大の近くの斜視に詳しい眼科でした。
 そこでは手術は必要なく、メガネで矯正しましょうとのことで、メガネの処方箋を書いてもらいました。入っているレンズは、遠近両用のレンズ(元々の近視に老眼が加わった)と、それから斜視用のプリズムレンズというやつです。プリズムレンズ?どんなレンズになるんだとうと不安に思っていると、「今のレンズは普通のレンズに見えますから安心してください」と病院で言われました。そこで病院からお勧めというメガネ屋さんへ行き、メガネを作りました。
 これがその時のメガネです。安売りのメガネ店ではなくとても高かったです。プリズムレンズが入っている特殊なメガネとは言われなければまったくわからないです。



 でも、「物が二重に見える」ことはメガネを作ったあともあったようで、完全にはなくなったわけではありません。本を読む時片目を指で隠して見ていたその動作はその後もあったのです。
 何かの機会に違うメガネ屋さんで夫のメガネに「老眼が入っていない」と言われ、メガネを作ったこのメガネ屋さんに確認しに行ったことがあります。でもちゃんと入っていました。そういう風なことがあったということは、このメガネでは完全には矯正されていないことを表している出来事だったと思います。
 それでも目が動いてその物をとらえ、見ているのはわかるので、このメガネで合っているんだと思います。少しは軽減された?のかな?
 その後、下の方向が見えづらいという症状が出てきました。紙パックのジュースを飲む時、ストローが見えないようでした。でも、下の方向が見えづらいということでもそれほど大きな支障はなかったようにも思えます。首を下に向けたら、見えるようでした。階段で転んだということもありません。見えるまで首を下に向けていたのだと思いますが、不自然なまでに首を下に向けてもいませんでした。

 物が二重に見えるという症状は病気の進行とともにたくさん増えるんだろうか?あと、下の方が見えづらいという症状は病気の進行とともに見えづらい部分が増えるのだろうか?

 そんなことを考えたこともありました。メガネを作って10年経った今ですが、キョロキョロと目玉を動かして、何かをとらえて(右上に壁にかかっている時計とか)見ているのがわかるし、今年のことですが院内散歩でかかっている絵を見てこれは何の絵?と質問すると答えてくれたり、2メートルくらい前に立っている患者さんにバイバイと手を振られたら、手を振ろうとしたり、スマホの漢字クイズも読めて答えてくれます。今日はあまり目の動きがなく見えづらい感じがするという時もありますが。下の方も見えない部分はありますが、その部分がどんどん増えた、という感じもそれほどしていなく、何年もかけて少しづつ増えてるかな?という感じがします。また上の方は見えていると思います。

 でも病院に入院中で10年経ったこのもうボロボロのメガネを新調できるだろうか?

 そういうことを思いながらハガキの電話番号に電話してみました。病院では髪を切ってもらえるし、歯医者さんも来てくれるけど、メガネ屋さんって来てもらえないのかな?それをまず聞いてみると「難しい」とのこと。私がお店に行って、フレームを選んで、前回と同じデータでメガネを作ることになるそう。耳にかかる部分は今のメガネの曲がりと同じ様にお店でするのだそうです。
 とりあえず、今のメガネをリュウから借りて、それを持参してそのメガネ屋さんに行ってみました。

「このメガネ作って10年になるとハガキをもらったので来ましたが、お電話したように難病で入院中でもう検眼とかできない状態なので、前のデータで今のと同じメガネを作ることはできますか?私が気になるのは、黒目のそれぞれの中心を前と同じに合わせることと、老眼の真ん中の下にあるピンポイントで合う部分を前と同じ位置にすること、斜視用のプリズムレンズも前と同じに様に入れることです」

 私に対応してくれた店長さんに聞くと、「データがミリ単位で残っているので、すべて可能ですよ」とのこと。

 よかった〜!

「電話では耳にかかる部分も今のメガネと同じようにしてお渡しする形になると言っていました」
「そうですね、その様になります」

とのことでした。何かよかったです。

 どれにしようかとあれこれ迷っていると、「このまま何本か病院に持って行ってご本人に合わせて来ていただいても構いませんよ」と言われ、そうすることにしました。病院に行き、本人をかこみS看護師さんとY介護福祉士さんに一緒に見てもらい、その中の一つに決めました!

 フレームも高い!レンズも高い!合計もすごい高い!

 でも検眼は無理な状態で前と同じ様に作ってもらえるからよかったです。これが安売りのメガネ店で作っていたら、その店舗もあったかどうか、データも残っていたかどうか。

 それから今回「プリズムレンズがどういうのが入っているのか」聞いてみたくて、店長さんに聞いてみました。

「夫のメガネのプリズムレンズはどういうものですか?」
「物が二重に見えるということで、入ってきた画像を左右で一方向に曲げるものが入っていますね」

「そうですか。質問があるのですが、その後脳の病気が原因で下の方が見えづらい症状が出てきたのですけど、これもプリズムレンズで矯正することはできますか?」
「その方にもよりますが、完全とは言えませんが、プリズムレンズには左右の他に上下方向に曲げるものがありますので、それを合わせたら、多少は見える範囲が広がる可能性はあるとは思います」

「今まで具体的にそういった症状で作られた方はいらっしゃいますか?」
「はい。例えば交通事故が原因で眼球が左にずれてしまい、右の方向が見えない状態になった方がいらっしゃいまして、プリズムレンズでそちらの視野を広げるメガネをお作りしました。交通事故の他にも、病気の方も同じ様にお作りしたことがあります」

「夫は二重に見えるという症状と下の方向が見えづらい症状二つありますが、左右のプリズムレンズと上下のプリズムレンズ両方入れるメガネも作れますか?」
「はい。お作りできますし、その様なメガネも実際かけていらっしゃる方もいます。その様なメガネとは、やはり交通事故で眼球が斜めにずれてしまい、左右と上下のプリズムレンズで矯正するものです」

「そうですか。まずは眼科で処方箋を書いてもらうことが前提になるので、斜視の専門医にかかることが大事ですよね」
「斜視と斜位ですね、はい、眼科の先生でも詳しくない先生がいらっしゃいますので、専門医にかかることが重要になります」
「ありがとうございました」

「メガネを合わせてすごくよくなる」という感じではなく、「見える部分を1センチでも広げられたら」という気持ちで、依頼する方も依頼される方も認識があり、可能性として作ってみる、という様でした。

 リュウは検眼は無理なので、前回と同じものができたらそれで充分です〜。

 *もしもPSP等の神経難病で上下の視野が狭くなり、プリズムレンズのメガネでの矯正を試みたという方がいらっしゃいましたら、パソコン表示の左下のメールフォームにて私にメールください。宜しくお願いします。

 *「進行性核上性麻痺」「プリズムレンズ」という言葉が入っている参考になるリンク先を探しました。
『第49回 日本視能矯正学会 一般講演 片眼性滑車神経麻痺の視能矯正中に融像衰弱を認めた 進行性核上性麻痺疑いの1例』

『金沢大学 進行性核上性麻痺の病態像とリハビリテーション(2例報告)』

『複視に対する光学的治療 プリズム治療 高 木 満里子 熊本大学医学部眼科学教室』
↑脳が原因の目のトラブルと、目の周辺が原因の目のトラブルでは違うものだと思いますが、様々な原因の目のトラブルのプリズムレンズでの治療の様子です。進行性核上性麻痺という言葉は出てきていません。

『神経眼科医清澤先生の紹介』
↑ここにはプリズムレンズという言葉は出てきていませんが、神経眼科ってあるんですね。進行性核上性麻痺という言葉が出てきます。

『清澤眼科医院通信 4375 眼瞼けいれんには、ボトックス治療が有効です』

『清澤眼科医院通信 3180 治療に抵抗する眼瞼痙攣と開瞼失行の組み合わせ:このよい対策は?』
↑清澤先生のブログです。ここでは進行性核上性麻痺という言葉が出てきています。


↑病院で合わせたメガネ。ワイワイガヤガヤ、みんなで合わせました。



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プロフィール

vanilla

Author:vanilla
「やさしいまなざし」は「Vanilla Web Site」の日記の部分です。

登場人物(平成28年11月現在)
 
佐藤リュウ(59歳)←夫
佐藤バニラ(永遠の20歳)←私
佐藤イブキ(社会人)←長男
佐藤ワタル(福祉施設通所)←次男

 夫佐藤リュウは、平成17年頃(48歳)より、物が二重に見える、手に力が入らない、全身が重苦しく感じる症状があり、会社勤務ができなくなりました。
 若年性のパーキンソン病の疑いとのことで、平成18年(49歳)より神経内科に通院し、平成19年にはパーキンソン病関連疾患と診断名が付きました。
 その後、平成22年 (52歳)、診断名が若年性の「進行性核上性麻痺」に変わりました。
 ずっと自宅より通院していましたが、平成24年4月に自宅外で転倒骨折し、手術入院となってしまいました。入院時、誤嚥性と思われる肺炎も併発していて、現在も入院中です。平成26年11月19日に胃瘻造設しました。
 夫が仕事ができなくなった平成17年時、上の子が小学校6年生、下の子が小学校2年生(多動と自閉で特別支援学級在籍)でした。
 私は、平成19年より、平日フルタイムで仕事しています。たくさんの方のお力をお借りし、生活しています。
 北海道在住です。

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