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2020-04

届いたひよこのお菓子と、さよならぎんさん - 2012.12.04 Tue

 11月28日、中国地方在住のしまなみ太郎さんから、旅先の九州から、バニラ家に、ひよこのお菓子が届きました!
 すごく大きい箱でびっくり!

(とても私ひとりでは、食べきれないっ!)

と思い、イブキワタル、そうして、病院にいるリュウ、それから、きんさんぎんさんにも、食べてもらおうと思いました。I夫妻は、いま、一時退院中です。
 でも、平日だと、あまり時間がなく、その週の土曜日か日曜日に、持って行こうと思いました。

 次の日が、土曜日という金曜日の夜、いつもの通りに、会社帰り病院に寄ると、車イスに座ったきんさんぎんさんが、夕食を待って、デイルームのテーブルに並んでいました。リュウは、テーブルではなく、三人がけのイスに座っています。よく見慣れた光景です。

「こんばんは〜」

と私が挨拶すると、きんさんが泣いていました。
 私は、びっくりして、

「どうしたの?」

と尋ねると、

「ぎんさんが、明日、いなくなるの。寂しくて泣いてるの」

と言いました。

「えっ!」

と私は言い、ぎんさんを見ると、ぎんさんも涙を流していました。

「ぎんさんは、明日、病院から施設に行くことになったの。寂しくて。私も一緒に行きたい・・・」

 そう、きんさんが言いました。突然のことで、私もショックを受けました。
 きんさんぎんさんは、リュウのいる2階の人気者です。二人のまわりには、いつも、笑いが起こりました。
 二人で、会話もしていて、仲良しでした。

「そ、そうなんだ〜〜〜」

 私は、思いもかけないことで、気持ちを整理するまで、時間がかかりました。


 次の日、私は、ぎんさんへお手紙を書き、そして、届いたひよこのお菓子を、手紙と一緒に、渡しました。

 リュウも含めて、ディルームで一緒に食べるはずだったひよこのお菓子・・・、ぎんさんへの別れのプレゼントになってしまったのです。
 他の患者さんのご家族の方や、看護師さん、リハビリの方が、別れのあいさつをしに、ぎんさんのところへ来ていました。
 ある看護師さんは、「患者さん同士が仲良くなるということを学ばせていただいた」と言っていました。

 ありがとう、いつも明るくて、楽しかったぎんさん。
 私を、「おにいさん」と呼んだぎんさん。
 きんさんのことを、「おじいさん」と、呼んでいたぎんさん。
 きんさんがナーバスな時に、励ましていたぎんさん。
 私にも生い立ちなど、たくさんはなしてくれたぎんさん。
 長い人生を送り、自分の考えをしっかり持っていたぎんさん。

 施設に行ってもお元気でいてください。
 
 しまなみ太郎さん、福岡名物(私は今まで、東京名物だと思っていた・・・?)のひよこのお菓子、たくさんたくさん、ありがとうございました。
 みんなで、おいしく、いただいています。








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プロフィール

vanilla

Author:vanilla
「やさしいまなざし」は「Vanilla Web Site」の日記の部分です。

登場人物(平成28年11月現在)
 
佐藤リュウ(59歳)←夫
佐藤バニラ(永遠の20歳)←私
佐藤イブキ(社会人)←長男
佐藤ワタル(福祉施設通所)←次男

 夫佐藤リュウは、平成17年頃(48歳)より、物が二重に見える、手に力が入らない、全身が重苦しく感じる症状があり、会社勤務ができなくなりました。
 若年性のパーキンソン病の疑いとのことで、平成18年(49歳)より神経内科に通院し、平成19年にはパーキンソン病関連疾患と診断名が付きました。
 その後、平成22年 (52歳)、診断名が若年性の「進行性核上性麻痺」に変わりました。
 ずっと自宅より通院していましたが、平成24年4月に自宅外で転倒骨折し、手術入院となってしまいました。入院時、誤嚥性と思われる肺炎も併発していて、現在も入院中です。平成26年11月19日に胃瘻造設しました。
 夫が仕事ができなくなった平成17年時、上の子が小学校6年生、下の子が小学校2年生(多動と自閉で特別支援学級在籍)でした。
 私は、平成19年より、平日フルタイムで仕事しています。たくさんの方のお力をお借りし、生活しています。
 北海道在住です。

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