FC2ブログ
ブログパーツ

2018-12

6月に私の父が亡くなりました。 - 2017.11.26 Sun

 喪中ハガキの時期になり、今年は私も出しました。
 6月に私の父が、享年81歳で亡くなりました。

 山登りが好きで、特に退職後はたくさん山に登っていました。日本百名山、北海道百名山、外国の山もです。
 6月に父は道東の山にガイドさん同行のツアーに参加し登山開始、そして下山途中に見舞われた急激な悪天候で低体温症になってしまい、ベースキャンプの中で意識がなくなってしまいました。その後、病院に運ばれた父の死亡が確認されました。この時、たくさんの方にお世話になりました。ありがとうございました。

 父の死から5ヶ月経ったのですが、突然のことでまだ信じられないです。母は伊達に一人になってしまいました。


 私が最後に会ったのは、5月に札幌で行われた姪っ子の結婚式です。私はその時会場まで自分の車で行くか、公共の交通機関で行くか迷っていた時、父から電話がありました。

「Nちゃんのお祝いの席だよ、同じテーブルだし、一緒にアルコールを飲もう。だから車で来ないでね」

と。私は何かその父の電話が嬉しくて「うん、わかった」と言いました。父のそういう電話は珍しかったです。そうして、両親と弟、私とイブキとワタルが一つのテーブルを囲み、結婚式に参加しました。斜め前の最前列には、姉夫妻とお義兄さんのご両親、もう一人の姪っ子ちゃんと婚約者が座っていました。

 新郎のSさんは凛々しく、新婦のNちゃんはきれいで、二人とも素敵でした。みんなニコニコしていました。

 そうそう、この私たちの席決めですが、私は当初「ワタルが急に立ち上がって会場の外に出て行くかもしれないから、後ろの方で、出口の近くでいい」と姉に伝えていました。姪っ子ちゃんは「気軽な形式の結婚式だから気にしなくていいよ」と言ってくれていたのですが。ところがそれを知ったお義兄さんが「バニラ、イブキ、ワタルは、お父さんお母さんの席と一緒じゃないとおかしい」と反対してくれ、それでその席になったのです。お義兄さんの台詞も嬉しかったです。

 お祝いの席で、美味しいお料理とビールを父と一緒のテーブルでいただくことができました。父と乾杯できたこと、感謝します。

 帰りの送迎バスに乗ったら父がキャスター付きの大きなトランクを持っていたので、「大きいカバンだね」と聞くと、「今日はスーツを持ってきたからね、このカバンは若い時から外国に行く時に使っていたものなんだよ」と見せてくれました。父がそのトランクを持っている姿、私は初めて見たと思いました。

 私たちが先に降りることになり、「じゃあね、またね、バイバイ」とお互いおわかれの挨拶をしたのが、最後の会話になりました。

 私は父から色んなことを学んだと思います。特に「疑ってみること」です。小学生の時だったと思いますが、「新聞にこう書いてあったよ」と私が言うと「新聞に書いてあることが正しいとは限らない」と言われ何かこう嫌に気持ちになりました。ニュースが嘘を伝えるはずがないのにどうしてそんなこと言うんだろうと。
 でもその後歴史を見たら、人間はたくさん悲しい出来事も生み出していて、何とかならなかったのかなと思うものもありました。悲しい出来事が起こる前、その時どういう空気感だったんだろう?誰も何も疑問を唱えなかったんだろうか?唱えられない様になっていたんだろうか?じゃあ、そうなる前に軌道修正はできなかったんだろうか?昔の歴史を知っている未来から誰かがタイムマシンに乗ってきて、「これから大変なことが起きるよ!」と言っても誰も耳を傾けないんだろうか。
 父は、タイムマシンに乗ってきたのか、世の中の色々なことを心配し、危惧し、反対していました。フランク・パヴロフ著「茶色の朝」の様に世の中が一色に染まってしまうことを恐れたのだと思います。

 お父さんの3月の傘寿のお祝いには伊達に集まってみんなでお祝いできて、お父さんも喜んでくれて良かったです。
 お母さんが一人になっちゃって心配だと思うけど、みんなで気遣い合いながらやっていくから、安心して欲しいです。

 お父さんありがとうございました。安らかにお眠りください。



関連記事

トラックバック

http://vanilla2984.blog26.fc2.com/tb.php/921-4640fd70
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

「ワタルはまだサンタさん信じているよ?」 «  | BLOG TOP |  » 雪景色に。

医療講演会配布資料

最新記事

ワタル、街で「ダース・ベイダー(?)」を見つける。 Dec 13, 2018
『カッコーの巣の上で』から、だ〜いぶ来たリュウ。 Dec 08, 2018
『長谷川式スケール』の長谷川医師が認知症に。 Nov 29, 2018
リュウお見舞いのケーキを食べられた。 Nov 26, 2018
看護師さんに「イッテラッシャイ」と言うリュウ。 Nov 22, 2018
なんと!病院からのお誕生日サプライズが。 Nov 17, 2018
リュウお誕生日おめでとう! Nov 16, 2018
また立てたリュウ。 Nov 14, 2018
リュウもうすぐ誕生日! Nov 10, 2018
外国の踊る神経外科医さん。 Nov 08, 2018

プロフィール

vanilla

Author:vanilla
「やさしいまなざし」は「Vanilla Web Site」の日記の部分です。

登場人物(平成28年11月現在)
 
佐藤リュウ(59歳)←夫
佐藤バニラ(永遠の20歳)←私
佐藤イブキ(社会人)←長男
佐藤ワタル(福祉施設通所)←次男

 夫佐藤リュウは、平成17年頃(48歳)より、物が二重に見える、手に力が入らない、全身が重苦しく感じる症状があり、会社勤務ができなくなりました。
 若年性のパーキンソン病の疑いとのことで、平成18年(49歳)より神経内科に通院し、平成19年にはパーキンソン病関連疾患と診断名が付きました。
 その後、平成22年 (52歳)、診断名が若年性の「進行性核上性麻痺」に変わりました。
 ずっと自宅より通院していましたが、平成24年4月に自宅外で転倒骨折し、手術入院となってしまいました。入院時、誤嚥性と思われる肺炎も併発していて、現在も入院中です。平成26年11月19日に胃瘻造設しました。
 夫が仕事ができなくなった平成17年時、上の子が小学校6年生、下の子が小学校2年生(多動と自閉で特別支援学級在籍)でした。
 私は、平成19年より、平日フルタイムで仕事しています。たくさんの方のお力をお借りし、生活しています。
 北海道在住です。

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

↑クリックするとNo.1(2012/6/23)からの一覧が表示されます。ブログ内検索(「三剤療法等)もここでできます。

リンク

ドクターコウノの認知症ブログ

↑名古屋フォレストクリニックの河野和彦先生の情報発信。認知症状がある人にお勧め。月曜日更新。

リンク

↑意思伝達を助けるためのサイトです。

カテゴリー

勤労ちゃん専用掲示板

勇気のある他の方もどうぞ〜。

老眼の方のための大きくて見やすい掲示板はここをクリックしてください。

月別アーカイブ

ブログをお知らせした方々

(順次お知らせしています)

▶リュウ、イブキ、ワタル
▶S病院H医師
▶リュウの家族親戚、近所の方々、友人S田さん、友人I田さん、友人Tさん、友人Oさん
▶私の家族、友人Tさん、友人Sさん、友人O夫妻
▶S医師
▶私の職場上司
▶W社長、U本さん
▶イブキママ友
▶リュウのケアマネージャーKさんとS看護師さんをはじめ訪問看護のみなさん、リュウのデイサービスGのYさんとスタッフの方々
▶癌で闘っている同級生P君とG先生と仲間たち
▶ADHDのお子さんのママでありご自身が癌で闘っている同級生のKちゃん
▶奥さんがリュウと同病である短大のK先生とゼミのみんな
▶ワタルの幼稚園時代の先生方、小学校時代の先生方、中学校時代の先生方、児童会館の館長Iさんと職員の方々、訪問介護ステーションMのKさんとスタッフの方々、ヘルパーTさん、児童デイサービスHのスタッフのみなさん、ケアサービスステーションKのMさん、NPO法人WのMさん、児童ディサービスSのYさん
▶特別支援学級のママたち
▶私のたくさんの友人
▶進行性核上性麻痺の患者・家族の会のPSPのぞみの会のみなさん

バニラ宛メール

↑上の封筒をクリックすると各々のメールフォームが開きます。そこからメール送れますが、不都合がある場合は、walnuts65♫gmail.comコピーし「♫」を「@」に置き換えて、お好きなメールフォームから送信してください。

フリーエリア