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2020-07

『カッコーの巣の上で』から、だ〜いぶ来たリュウ。 - 2018.12.08 Sat

 リュウが看護師さんが帰る時に、「イッテラッシャイ」と挨拶したり、病院からのお誕生日のサプライズを素直に喜んでる風で、私は以前のリュウが思い出されました。

 S病院に入院する数ヶ月前にリュウは、誤嚥性肺炎になったことがあります。通院時代のことで今から7年前のことです。
 その日の朝、自宅でリュウの様子がおかしくて、私は仕事を休みリュウを S病院に連れて行きました。元気もなく、認知の様子も良くなく、覇気も感じられません。
 病院では車イスが用意され、診療開始直前にH医師に別室で診ていただくことに。リュウはぐったりしています。すぐにレントゲン写真を写してくれ、H医師は「誤嚥性肺炎です。すぐに入院してください」と言いました。リュウは入院は初めてです。私は入院手続きをして、リュウは4階の病室へ。その後私は、必要なものを取りに家に行きました。すると電話が鳴りました。S病院からでした。

「リュウさんが暴れています。すぐに病院に来てください」と。

 私は信じられませんでした。ぐったりしていたのでそんなはずはないのです。誰かと間違っている???半信半疑で病院に戻って4階の病室に入ると、本当にリュウが暴れていました・・・。ベッドの上で・・・。立ち上がる感じで・・・。
 私は説得しました。H医師も来て説得しました。でも嫌がって止まりません。
 私はずっと説得したのですが時間だけが経ち、夕方になりH医師も諦め、「入院ではなくて、自宅で治療で抗生剤は口から飲む薬にしましょう」と言いました。もちろん、S病院は変なこと(?)は何もしていません。
 私はただただびっくりしました。

 後から情報を得たのですが、その時リュウはせん妄だったかもしれません。

 何年も通院している病院で、H医師も顔なじみで、そんなことが起こるなんて。確かに「通院」と「入院」はまた別の世界だと私も思ったことがあります。でもそんなに不安になって、抵抗するなんて。

 その頃でした。リュウが何かの時、私との会話で「『カッコーの巣の上で』なんたらかんたら」と言ったのです。『カッコーの巣の上で』とは、1975年のアメリカの映画のことです。主演が人間的なジャック・ニコルソンで、精神病院に入院中に、なんとロボトミーの手術をされてしまいます。リュウと一緒に見た映画ですが、一度見たら忘れられない映画です。あの時リュウは映画を思い出してしまった?

 入院が取りやめになった誤嚥性肺炎の症状は自宅で抗生剤を飲み、その後治りました。
 しかしそれからちょっと経って、入院せざるを得ない状況になり、今に到っていますが、私はリュウは何かの拍子に抵抗するかもと思って、それは病院に伝えたかと思います。
 そしてやはり注射を打つ時とか、こぶしを作って、宙で振ってしまう時とかあるようです。
 現在入院しているM病院で4年前胃ろうの手術もしましたが、私はT先生に「何かの拍子になぐるかもしれない」と伝えました。胃ろうの手術は院長先生がしてくださったのですが、それを聞いたT先生はリュウがなぐろうとしたら止める役として、手術室に入ってくれました。そしてやっぱり殴ろうとしていたと手術後聞きました・・・。胃ろうの手術も私とかが一年間くらいかけて本人に納得してもらったのですが。

 また何かの拍子にグーを作ることがあるかもしれませんが、看護師さんに「イッテラッシャイ」と言ったり、病院からのお誕生日のサプライズを素直に喜んでいる姿を見られたことは、私に取ってもとても感慨深いことでした。

 『カッコーの巣の上で』とリュウの口から出た時から、だ〜いぶ来たなぁと思いました。



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プロフィール

vanilla

Author:vanilla
「やさしいまなざし」は「Vanilla Web Site」の日記の部分です。

登場人物(平成28年11月現在)
 
佐藤リュウ(59歳)←夫
佐藤バニラ(永遠の20歳)←私
佐藤イブキ(社会人)←長男
佐藤ワタル(福祉施設通所)←次男

 夫佐藤リュウは、平成17年頃(48歳)より、物が二重に見える、手に力が入らない、全身が重苦しく感じる症状があり、会社勤務ができなくなりました。
 若年性のパーキンソン病の疑いとのことで、平成18年(49歳)より神経内科に通院し、平成19年にはパーキンソン病関連疾患と診断名が付きました。
 その後、平成22年 (52歳)、診断名が若年性の「進行性核上性麻痺」に変わりました。
 ずっと自宅より通院していましたが、平成24年4月に自宅外で転倒骨折し、手術入院となってしまいました。入院時、誤嚥性と思われる肺炎も併発していて、現在も入院中です。平成26年11月19日に胃瘻造設しました。
 夫が仕事ができなくなった平成17年時、上の子が小学校6年生、下の子が小学校2年生(多動と自閉で特別支援学級在籍)でした。
 私は、平成19年より、平日フルタイムで仕事しています。たくさんの方のお力をお借りし、生活しています。
 北海道在住です。

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